塩谷町議会 > 2020-12-07 >
12月07日-02号

  • "介護保険制度"(/)
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  1. 塩谷町議会 2020-12-07
    12月07日-02号


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    令和 2年 12月 定例会(第6回)          令和2年第6回塩谷町議会定例会会議録議事日程(第2号)                    令和2年12月7日(月)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(11名)     1番  篠原 操君       2番  大嶋晴宏君     3番  中塚 操君       6番  和氣勝英君     7番  冨田達雄君       8番  斎藤定男君     9番  橋本 巖君      10番  直井美紀男君    11番  君島勝美君      12番  手塚礼知君    13番  君嶋恒夫君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町長        見形和久君   副町長       杉本宏之君 教育長       斎藤智之君   総務課長      神山直行君 庁舎建設準備室長  鈴木修司君   企画調整課長    柿沼 肇君 住民課長      柿沼佳子君   保健福祉課長    磯 京子君 高齢者支援課長   鈴木啓市君   産業振興課長    星 育男君 建設水道課長    森田洋行君   学校教育課長    吉成伸夫君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長    増渕邦良    書記        吉成明日香     開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(直井美紀男君) ただいまから本日の会議を開きます。 出席議員は11名です。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(直井美紀男君) 本日の議事日程は一般質問となっております。---------------------------------------一般質問 ○議長(直井美紀男君) ただいまから一般質問を行います。---------------------------------------手塚礼知君 ○議長(直井美紀男君) 順次発言を許します。 12番、手塚礼知議員。 質問時間は、質問、答弁合わせて60分以内です。 12番、手塚礼知議員。     〔12番 手塚礼知君登壇〕 ◆12番(手塚礼知君) おはようございます。 質問通告に従いまして一般質問をいたします。 1つ、少子化支援移住者等の支援について。 2つ、教師の負担軽減について。 3、教育行政について。 まず1つ、少子化支援移住者等の支援について。 子供の出生は年々減少しております。昨年度は37名、また移住定住促進補助事業の支援はありません。手厚い積極的支援が必要と思料いたしますが、どう対応するのか質問いたします。 2つ、教師の負担軽減について。 日頃より教師は長時間労働が常とし、本年はコロナの流行等に伴い、学校の休校等で授業の取戻し、感染予防対策など極めて多忙であります。学校との連携を深め、課題を設けて教諭研修等を行い、効率的に負担軽減に向けてスキルアップを講じるべきと思料いたしますが、どう対応するのか。 3、教育行政について。 本年4月に教育が大きく変わりました。教育長もご承知と思います。英語が5年・6年生で教科に、またプログラミングも小学校で必須となり、ICT情報通信技術を活用した教育が本格化するグローバル化、AI等の急激な変化により、教育界環境も整備、改革、充実へと生起されるときを迎えたのではないでしょうか。教育の果たす役割は極めて大きいものがあります。教育長も替わり、学習指導要領も変わりました。独自色を出すこともあるのではないでしょうか。どう対応し教育行政を推進するのか質問いたします。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 町長、答弁。 町長。     〔町長 見形和久君登壇〕 ◎町長(見形和久君) 手塚議員の一般質問に答弁いたします。 質問の要旨の1点目、少子化支援移住者等の支援についてのご質問であります。 本町の少子化対策につきましては、子育て世帯負担軽減を図り、少子化や人口減少を少しでも抑えるため、国や県の施策に加え、1人につき3万円を支給する赤ちゃん誕生祝金事業こども医療費及び妊産婦医療費保険診療分の全額助成、さらには高校3年生までを対象とするこども医療費の現物給付、昨年度のしおらんどオープンなど、塩谷町ならではの支援を行っております。 しかしながら、核家族化や共働き率の増加、結婚観の変化など、人々の価値観やニーズが多様する中にあって、少子化に少なからず歯止めがかかっていない現実で、有効な手だてに頭を悩ませているのは、本町に限らず全国の自治体に共通する課題でもあります。 こうした中にあって少子化対策の成果を上げるためには、結婚、出産、子育てなどそれぞれの段階ごとに施策を展開していくことが重要であると考えておりまして、引き続き十分に検討してまいります。 また、子供が欲しくてもなかなか授からず、不妊治療を行っているご夫婦の負担はかなりの高額であると聞いておりますので、現在、国においても議論されておりますが、町といたしましても助成限度額の増額などを検討してまいります。 そのほか出産、子育て段階における負担軽減策についても、町民の皆様の声を聞きながら塩谷町ならではの施策を展開し、子育て世代が塩谷町に安心して産み、育てるにはふさわしい環境が整っている、これからも住み続けたいと実感でき、そしてその子供たちも同じ思いとなれるよう、これまで以上に少子化対策には取り組んでまいりたいと考えております。 次に、移住者等の支援についてのご質問でありますが、本町では平成28年度からまち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、移住定住施策に取り組んでまいりました。若年層や子育て世帯の転出を抑え、U・Iターン者等も含め転入を増加させるとするもので、具体的な施策といたしましては、新事業創設のための6次産業化体制の構築や交通利便性向上のための地域交通システムの充実、あるいは生活環境の改善と利活用促進のための空き家対策等に取り組んでまいりました。 しかし、必ずしも移住定住に結びついているとは言い難いのが現状であります。そのため、今後につきましては、暮らしやすさや定住環境、働く場の確保など、移住者の興味・関心が高い項目ごとに効果的な取組を展開できるよう、現在内部で検討を進めているところであります。 具体的には、空き家、空き店舗の改修、町内における創業等に対する補助や求職と求人のマッチングなどに加え、移住希望者への情報発信、相談業務や移住者の定住支援業務を行う移住コーディネーター、あるいは集落相談員等の設置であります。これらに加え、星ふる学校くまの木や自然休養村センター、そして東古屋キャンプ場等の魅力を最大限に活用して、将来的には移住者としても期待できる関係人口を増加させる取組もより積極的に展開をしてまいりたいと思います。 いずれにいたしましても、全国各地が人口を奪い合うような状況がないわけではございませんが、まずは住んでいる住民の方が、この町に住み続けたい、この町で子供を産み、育てたいと実感をしてもらえる町づくりを進めることが何より重要であると考えております。そして、それが転出者を抑制し、ひいては移住希望者にとっても住んでみたいと感じてもらえる町になるのではないかと感じております。そのような考え方で今後とも移住定住対策に取り組んでまいります。 次に、質問要旨の2点目、教師の負担軽減について及び質問要旨の3点目、教育行政についてでありますが、この後、教育長より答弁いたさせますので、よろしくお願いいたします。 以上、答弁いたします。 ○議長(直井美紀男君) 教育長、答弁。     〔教育長 斎藤智之君登壇〕 ◎教育長(斎藤智之君) 手塚議員の一般質問に答弁いたします。 質問の要旨2点目の教師の負担軽減ついてのご質問ですが、塩谷町では昨年度より教職員一人一人がパソコンを使って出退勤時間を記録し、勤務時間の自己管理に取り組み、勤務意識の改革に取り組んでおります。時期や個人により差は生じますが、本町の教職員は今年の10月時点で、小学校で1人当たり平均1日約2時間、放課後に部活動指導のある中学校は1人当たり平均1日約2時間20分の勤務時間の超過となっております。全国と比べますと1人当たり平均約1時間程度少ない傾向にあります。昨年度も同様な傾向でした。 教育委員会では、現在、町単独で非常勤講師非常勤指導助手を雇用し、町内各小・中学校に複数配置し、児童・生徒一人一人に対してきめ細かい指導を可能にするとともに、教員の業務の負担軽減に努めております。また、各小・中学校には、県費でスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーを、町費で学校図書事務員などの多様な人員を派遣し、教員の負担の軽減と教育環境の充実に努めております。 今年度は、新型コロナウイルス感染症の流行のために休業措置が取られたことから、学校の再開に合わせて新たに7月から県費で学習の遅れや休校により不安を感じている児童・生徒への個別の支援のための学習指導員を順次小・中学校に各1名を配置するとともに、教職員の業務の負担軽減のためのスクールサポートスタッフを10月末より小学校2校に配置し支援を行っております。これらの人的施策と各学校の教育活動の見直しにより、新型コロナウイルス感染防止と休校により実施できなかった各教科の授業の遅れの取戻しの取組に対して効果を発揮し、現時点では教員の勤務時間増にはつながっていないと把握しております。 現在、教育委員会では業務のさらなる効率化、能率化を図るため、学校事務業務負担軽減対策として、学習評価や成績処理、児童・生徒の出欠席管理、授業時数の管理など校務の効率化、高度化を図る校務支援システムの令和3年度からの運用開始に向けて整備する取組を行っております。 また、今年度から……     〔「教育長、簡潔にお願いします」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(斎藤智之君) そうですか、はい。 本町教育委員会事務局は、指導主事2人体制となっております。手塚議員がご指摘のように、学校との連携を深め、課題を共有し、克服に向けて指導主事2人を活用しながら取り組んでおります。校長・教頭研修会において、学校の管理職等は働き方改革の方向性の確認と共有化を図り、教務主任会学力向上推進委員会を通して教育の質の維持向上を努めております。 続きまして、質問要旨3点目、教育行政についてのご質問ですが、学習指導要領はほぼ10年ごとに改訂されており、今回の改訂は2016年12月に出された中央教育審議会の答申を受け、2017年3月に出された学習指導要領に基づいて、議員ご指摘のように小学校は今年度からの実施、中学校は来年度から全面実施となります。教育委員会並びに各小学校では、新学習指導要領の実施に向けての移行がスムーズに図れるように、新学習指導要領告知後、移行措置を講じた教育課程の編成を行うとともに、新学習指導要領の趣旨に沿った新教育課程の作成に取り組んでおります。 特に、新学習指導要領で強調されている知識の理解の質を高め、資質・能力を含む主体的・対話的で深い学びを実現するために、本校では学力向上推進委員会を立ち上げ、教育委員会指導主事学力向上推進リーダーに指定した教員、県外の大学教授などを指導者として学力の基礎的資質を育成する小学校を中心に、主体的で対話的で深い学びにつながる指導法の研修を継続的に行っています。 議員にご指摘いただいたように、今回の改訂で新たに指導内容にプログラミング教育が導入されました。教育委員会ではプログラミング教育のための教材の導入、整備を行っていますが、町内の各小学校でも各教科の年間計画にプログラミング教育を位置づけて実施しております。特に小学校では、理解と指導法の習得のために校内研修に位置づけ、外部講師をお呼びし指導力向上に努めております。 情報通信教育を活用したICT教育は、現在、国が進めるGIGAスクール構想を受けて、本町においても児童・生徒1人1情報端末タブレットを用意するとともに、高速大容量の通信ネットワークなどの学校の通信環境の整備、デジタル教科書の導入などを行い、全小・中学校での利用が可能となるように準備を進めております。 また、今年度から小学校5・6年生に週2時間の外国語科が設けられたことに合わせて、英語科支援教員を派遣し、ALTと共に授業を行っております。 グローバル化の進展、AI技術の向上の中で教育環境は大きく変容しております。ICTなどを活用しての多様な学びができる教育環境の整備とともに、今後の新型コロナウイルスの感染状況によりますが、塩谷町の自然や文化に親しめる活動、体験を通して心の交流が図れる活動などを重視し、塩谷町を愛し、将来自信を持って生きていくことができる児童・生徒の育成と併せて、町民が生涯にわたって学び続ける環境づくりを目指して教育行政に取り組む所存です。 以上、答弁いたします。 ○議長(直井美紀男君) 手塚礼知議員、再質問。 ◆12番(手塚礼知君) 再質問します。 先ほど町長のほうから、町民の声を聞きながらという答弁がありましたが、町民の声はもう既にここに載っているように資料、町長見ていますか、これ。少子化支援の充実。役場の職員もそういうことが第1項目で重点事業に載っています。それから、町民も載っています。 そこで、これ企画課長がやったんだと思うんだが、回収率何%なのか、答弁お願いします。 ○議長(直井美紀男君) 企画調整課長。 ◎企画調整課長(柿沼肇君) 1,500通ほど出しまして、400弱で25か26%ぐらいだったと思います。     〔「役場の職員は」と呼ぶ者あり〕 ◎企画調整課長(柿沼肇君) 役場の職員は、90%弱の回収率です。
    ○議長(直井美紀男君) 手塚礼知議員。 ◆12番(手塚礼知君) 再質問します。 ただいまの定住移住者の話もありましたが、定住移住者の人数、平成29年から31年度、県内、県外でどれくらいあるのかお願いします。 それからあわせて、昨年度母子福祉費の扶助費が473万円、不用額であります。また、児童手当5,000円から1万5,000円支給していますが、これも40名減で633万円の減であります。また、当町ではいち早くこども医療費を18歳まで無料化しましたが、これも昨年子供が少ないために700万円の減と、年々減少をしております。ほかに助成費用はたくさんありますが、一度浸透すると長いものでは20年間も改正しないのがあります。ただただ前例に従ってマンネリ化しているのではないでしょうか。 それらを含めて、例えば中学生の祝金にしても大変喜ばれていますが、これは中学校の統合の説明会のときに、自転車は当初補助をすると説明がありました。自転車は幾らすると思いますか。3万から5万円。それから、制服が5万円超、8万強の入学のために必要な経費で父兄には大変な負担となっているのであります。 6次計画のこの計画書にも、先ほど言いましたとおり、アンケートで町民、役場の職員全てが重要度の高い項目で子育て支援の充実となっています。調査資料に終わることなく支援すべきではないでしょうか。 そこで、私は来年度支援等の増額あるいは新設について、課長の考えを聞き、検討するでなく、真摯に捉え取り組んで来年度の予算に計上できればと思います。 まず最初に、増額の分野といたしまして、中学校入学祝金養育医療費の助成、赤ちゃん誕生祝い、町長が先ほど言いましたが、昨年37名しか産まれていません。未熟児医療費2分の1を全額補助、チャイルドシート、昨年18件、不妊治療費の助成、これは国でもやって2022年度から健康保険適用になるみたいですけれども、それに柱100本の改正、見直し、昨年1件です。それから、新しいものとしては、出産後のおむつの支給、これ1日12枚から15枚かかるそうです。老人のおしめですか、おむつは不用額で余っているんです。それから、移住定住の促進補助金、これ補助の件は町長の説明なかったんですけれども、あるいは固定資産税の減免、1年か2年。参考ですけれども、2,990人の町の人口が37億円の予算で、移住者が住宅を建てると200万円の補助があるんです。そういうすばらしい町もあるのです。支援金もなければ移住者も増えてこないのではないでしょうか。 それから、新しいものとして卵子、精子の凍結の費用負担。これは若い人が女性、男性に限らず両方ですけれども、がんによって治療することによって生殖機能が低下する、妊娠が困難になるみたいです。こういう費用負担の助成があればほかからも移住してくるのではないかと思います。それであと、妊娠届によって毎月2万円程度の支援をできないか。これは、町長、子供1人産むのに今どれくらいかかると思いますか。60万から70万かかるんですよ。来年から国が4万円負担しますけれども、現在42万負担しているが、4万円負担してもはるかに及びません。妊娠の届けをすれば十月十日で、20万円の助成ができるのではないかと思います。 それと、この修学旅行の支援ですけれども、これは町長に決断していただきたいんですが、小学生で2万8,000円、中学生で7万5,000円から8万円負担します。来年、小学生が船生が22、玉生が24、大宮が26で72名、全額負担して201万、中学生が72名、8万にしても567万、小・中で777万円です。昨年、児童福祉費は1,800万の不用であります。中学校では、担任の先生が大変気苦労をしていると聞いております。他の市町に先駆けて少子化支援の充実、これがまさに塩谷町のこの計画に載ってあります資料、住みたい、住み続けたいと思える町、塩谷町の基本目標にも合致するのではないかと思いますが、町長の勇断を期待いたします。 課長の答弁は簡潔にお願いします。 ○議長(直井美紀男君) 町長、答弁。 ◎町長(見形和久君) 今、いろんな数字、我々もおぼろげながらこうかなというふうには思っている部分というのはないわけではございませんが、現実はこうだよというふうなご指摘をいただきました。私も改めて、あっ、そうなんだというふうに思った部分が非常に多かったわけでございます。 こういうことについて、まさに計画に盛り込んでいる内容をどう今後展開をしていくのか、こんなふうにやるべきではないかというふうなご指摘も含めまして、ご指導いただいたところでございますが、この場ですぐできます、できませんという話も必要なのかなというふうには思いますが、まずはよくもう一度数字等の中身等もご検討させていただいて、その上におきまして、教育委員会を通じて出せるものは教育委員会を通じて、あるいは担当します福祉行政の中でできるものはそちらからというふうな形になろうかとは思いますが、議会の答弁ではございませんが、できる限り前向きに検討をさせていただくというふうなことでお願いをしたいというふうに思います。 以上です。     〔「各課長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(直井美紀男君) 総務課長。 ◎総務課長(神山直行君) ご質問のありましたチャイルドシートの件なんですが、現在チャイルドシートについては、助成の基準としまして1人1台ということで、6歳までということにはなっているんですが、利用者の方から声を聞くと、6歳までだと確かに産まれたばかりの子供と6歳違う子だと使うものの基準が違うというのもありますので、そちらについても、担当のほうにもそういう話も聞こえてきますので、そちらのほう、例えば今1人1台という部分を緩和し、1人例えば2台にするとか、あとは中にはそのチャイルドシートを購入する方にとっても購入の金額が結構幅がありまして、高い人だと6万以上のものを買っている人もおりますんで……     〔「簡潔に答弁してくれる、分かっている俺も6万、7万するのは」と呼ぶ者あり〕 ◎総務課長(神山直行君) なので、その辺についても今、実際、購入額2分の1で限度額2万になっていますので、その辺もちょっと前向きに検討していきたいというふうに、今担当のほうとも今調整をしている段階であります。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 企画調整課長。 ◎企画調整課長(柿沼肇君) まず、移住者の数なんですが、町全体で年間どのくらいか正確というか細かい数字はちょっとあれなんですが、町の人口が年間大体200人程度減っているということでの理解はしておりますが、移住者の数自体はここではっきり申し上げられないので、それについては後で答弁させていただければと思います。 あと、移住の関係の補助金なんですが、町長からの答弁の中にもありましたとおり、来年度については、支援できるようなものを具体的に現在検討している段階ですので、そのうち幾つできるかというところまではまだお答えすることができませんが、支援についても来年度は予算化する予定でいますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(直井美紀男君) 住民課長。 ◎住民課長(柿沼佳子君) 移住者の数ではなくて、転入者の数についてご報告させていただきたいと思います。 29年度県内より転入が113名、県外よりが65名、国外11名、総計189名になります。30年度につきましては、県内132名、県外57名、国外1名、合計で190名。31年度、県内154名、県外43名、国外3名、総計で200名になります。 先ほど企画課長が答弁したとおり、転出のほうが多くなっておりますので、総体的には100名程度、転入と転出を比べた場合は、転出のほうが多くなっている現状であります。 以上になります。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) ご質問いただきました柱100本の事業に関しましては、予算決算委員会でも見直しということでご指摘を受けていましたので、企画調整課のほうの担当と今お話をしていまして、新たな事業への振替ということを検討しております。 ただ、近隣の市町村を見ますと、やはり柱100本、いわゆる木材の需要拡大、これを残しているところもありますので、しばらくの間は両方残すということも視野に入れて今検討しているところです。 よろしくお願いします。 ○議長(直井美紀男君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(吉成伸夫君) 中学校祝金についてですが、現在1人当たり2万円の商品券で対応してございます。これについては、近隣の市町村でもまだ実施がされていない町独自の取組かと考えておりますので、引き続きこの制度は行っていきたいと考えております。 ちなみに、中学校祝金の使い道でありますが、主に制服の購入、自転車の購入等に使われた金額で、確認したところ約70%が使われている状況でございます。残りについては、近場の商品とかそういったのに使われているような状況でございます。 今後、教育に関しては1人1台の端末とかそういったのも、今回は国で補助されましたが、今後児童・生徒が使うに当たり、どうしていくかも考えないとならない状況ですので、金額についてはしばらく今のままで同じ額で行っていきたいと考えております。 ○議長(直井美紀男君) 保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(磯京子君) まず、1点目でございます未熟児医療の養育医療費助成ということなんですけれども、こちら未熟児出生2,000グラム以下の方とか、もしくは状態不安定な方に医療給付を行っております。他市町村の動向を見ながら、現在は所得に応じた徴収もありますけれども、近隣市町の動向を見ながら検討してまいりたいと思っております。 続きまして、不妊治療費なんですけれども、こちらにつきましては、患者さんがお支払いする金額は治療内容によって金額が異なります。体外受精や顕微授精などを対象として助成制度を国としては拡充することも検討しているようですけれども、本町につきましては所得制限は設けておりません。また、治療内容につきましても制限を設けておらず、1年間で15万円の助成をしております。こちらにつきましては、9月に行われました決算常任委員会のときに、手塚議員からアドバイスいただきまして、不妊治療費の増額をしてはどうかということですので、新年度予算のほうでは増額の検討をする予定となっております。 続きまして、赤ちゃんに関しましての紙おむつの代金の助成を新年度予算に計上いたしまして検討していきたいなとは思っております。 以上になります。 ○議長(直井美紀男君) 手塚議員。 ◆12番(手塚礼知君) 再々質問します。 何か聞いていると、検討します、考えます、産業課長、柱木材の利用ということですけれども、私は改正しろと言っているんですよね。もう何回も予算、決算で言っているんですけれども、一向にやってこなかったんだ、今まで。だから、木材の振興ならば床柱だけだって30万もするんだよ、今。50万円くらいに補助すれば増額してもらいたいんだよ。検討するじゃ何の、私は塩谷町を思うからこそ質問しているんですよ。前向きな答弁、今の福祉課長がちょっと紙おむつとかそういうのはあれするという答弁ですけれども、町を思うから聞いているんですよ。できないことないでしょう、不用額が1,800万もあるんだから。財政課長しっかりと留めて、来年の予算に計上できるようお願いします。 そして、あわせて副町長に質問しますけれども、移住者等の、かなり移住者がいますね、町・県外から、これの年一度くらい話合い、生の声を聞いて町の活性化に努めたいと思いますが、副町長、いかがでしょう。やる、やらないだけでいいです。 ○議長(直井美紀男君) 副町長。 ◎副町長(杉本宏之君) 有意義な提言ありがとうございます。 私も実際外から塩谷町に移住した方がどういう思いで塩谷町に移住してきたのかというのは、やっぱり聞くべきだと思っておりますので、ぜひやっていきたいと思います。ありがとうございます。     〔「お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(直井美紀男君) 手塚議員。 ◆12番(手塚礼知君) あわせて、この支援の制度ができましたらば、例えば一括してこういうファイルに課ごとにまとめて発行して町民に配ってください。答弁は結構です。 それでは、教育の教師の負担軽減について質問いたします。 教育長から時間の短縮があった話がありましたが、学校では長時間労働が蔓延しているのが現状であります。2017年度に国が制度化した部活動指導員を雇用するとか、スクールサポータースタッフの増員、こういうことについては考えているのか、いないのか。 あわせて、企画課長にお聞きしますが、部活動指導員の補助内容等について以前と変わりがないかどうかお聞きします。 簡単に答弁お願いします。 ○議長(直井美紀男君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(吉成伸夫君) スクールサポートスタッフにつきましては、各学校と相談しながら対応している状況ですので、現状では、今回コロナ関係で増えていますので、それに合わせて各学校の先生と相談して決めております。 ○議長(直井美紀男君) 企画調整課長。 ◎企画調整課長(柿沼肇君) 部活動の監督の先生かと思うんですけれども……     〔「指導員だよ、指導員」と呼ぶ者あり〕 ◎企画調整課長(柿沼肇君) 指導員、それについては1名でしたっけ、現在採用しているというふうに認識しております。 ○議長(直井美紀男君) 手塚議員。 ◆12番(手塚礼知君) 内容だよ、課長、聞いているのは。2017年と変わりないかと聞いているんだよ、補助の。いいや、分からないんなら。 ○議長(直井美紀男君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(吉成伸夫君) 今年度から中学校におきまして、テニス部の顧問として1人採用している状況でございます。 ○議長(直井美紀男君) 手塚議員。 ◆12番(手塚礼知君) この部活動の指導員というのは、私はこういうふうに理解しているんですけれども、先生の、教師の負担軽減と指導の質の向上が狙いと理解しています、2017年度。それから、2017年度にできたとき、企画課長、よく聞いてもらいたいんだが、国が3分の1補助しているんですよ。時給が1,800円、年間515時間を上限として最高82万4,000円なんです。だが、これでは低いということで自治体によって予算に計上して、今では最高183万円まで時給でもらっている方がおります。 それと、学校教育課長に聞きますけれども、私が聞いたときにはスクールサポートスタッフは2名で、部活動の指導員はゼロと答弁があったんですけれども、そこら辺、どっちが本当なんですか。 ○議長(直井美紀男君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(吉成伸夫君) 実際、今まで……     〔「どっちが本当なのか、今までじゃないよ。どっちが本当に採用しているかだよ、それだけ答弁してくれ、時間なくなっちゃうから」と呼ぶ者あり〕 ◎学校教育課長(吉成伸夫君) 今年、町単独で1人部活動で、テニスでやっているのが本当でございます。     〔「スクールサポートは何人ですか」と呼ぶ者あり〕 ◎学校教育課長(吉成伸夫君) スクールサポートは2人。 ○議長(直井美紀男君) 手塚議員。 ◆12番(手塚礼知君) 課長、学校からの声を聞くというが、現場では教育委員会に先生が足りない、そういうことはできないよ、なかなか。教育長、校長上がりだからよく分かると思うんだが、そういうような要望、学校の校長時代、要望したことありますか。ある、ないだけでいいです。 ○議長(直井美紀男君) 教育長。 ◎教育長(斎藤智之君) あります。 ○議長(直井美紀男君) 手塚議員。 ◆12番(手塚礼知君) それは立派だ、教育長、まさに。あるから教育長になれるんだ、やっぱり。だけれども、なかなか学校の先生方はそういう発言はできないと思う。答弁は結構です、時間がなくなっちゃうから。 それでは、教育行政について質問いたします。 私は、教育行政について再質問しますが、教育基本法について遡ると、教育長、昭和22年、教育勅語が占領軍の命令によって廃止されたのはご存じですよね。替わって教育基本法が制定され、戦後の教育はここに基礎が置いてこられました。それから、昭和59年8月、臨時教育審議会が設立され、その中で徳育の重視、日本人としての自覚、知育偏重の自制、教員の質の向上などが審議されたのであります。 その過程の中で、21世紀の教育は、原点は人づくりは大切である、それではどんな人をつくるのか、それは立派な人づくり、立派な人とは何か、それは徳・道徳、知・知識、体・体力、教育長の抱負の中に情という情報が欠けているんですけれども、すなわち徳・知・体・情を兼ね備えた人づくり、それが日本の地域、あるいは地方の歴史、文化、伝統をよくわきまえ、常に自覚を持っている人づくりが重要であると、私は委員の方から聞いたのが昨今のように脳裏をさまよいました。 それが今度5年後には、現在の中学2年生、情報が大学の試験科目になることは、教育長ご存じですよね。教育もグローバル化し、特色ある教育活動を展開することも求められるのではないでしょうか。本年度の教育のこの冊子にも、教育長、見ていると思うんですけれども、学習指導要領の趣旨や未来を十分に踏まえ、特色ある教育活動を展開するというふうにここにうたってあります。特色ある活動とはどのような教育活動を展開する予定なのか。 あわせて、昨今マスコミ等で取り上げられておりますESD道徳についてどのように考えているのか質問いたします。 以上です。簡潔にお願いします。 ○議長(直井美紀男君) 教育長。 ◎教育長(斎藤智之君) 先ほども私の答弁中に、回答の中にも示しましたが、塩谷町の自然や文化に親しませる活動、体験を通して心の交流を図れる活動などを重視、つまり学校でしかできない活動があると思います。それを通して、塩谷町を愛し、将来自信を持って生きることができる児童・生徒の育成を目指すということで概要についてはお話ししました。 ただ、今年度につきましては、コロナ感染対策というのがまず最重要だと思いますので、学校にあれもこれもと新たなことを要求するということは、新たな負担を学校にかけるということですので、従来の活動を見直し、その中で塩谷町の自然や文化に親しませる活動とか心の交流を図れるような活動については、継続して行っていきたいということで要望しております。 また、SDGsについてですが、昨今、国会のほうでも文部科学大臣に須田議員が質問に上がりましたが、持続可能な開発目標というで、各方面でこのようなことが叫ばれています。17の目標を決めて、それについて各方面でやっていこうというものです。もちろん学校教育においてもこれは重要な活動ですので、従来からの持続可能な開発ための教育ESDを推進しながらやっていくということで、今年度は塩谷中学校でそれに向けて取組を始めたところです。今後は各小・中学校にそれを広げていこうということで考えております。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 手塚議員。 ◆12番(手塚礼知君) 教育長のほうから歴史、自然、文化、これは分かっていますよ。それで、58年に審議会ができたときも、その地域の文化、歴史、伝統、それは大変重要だと。ある学校ではその地域の文化、歴史を巡回して、見学なり何なりそういう指導もやっているところもあると聞いております。そのような中で、ESDについては、教育長が中学校で取り入れるということですけれども、教育長、学校の出身大学の幼稚園、小学校では既に新潟、新潟ですよね、取り入れてもうやっていますよ。ですから、小学校も中学校も早急に。 それで、新学習指導要領とESDを見ると、2016年12月に中央教育審議会の答申に幼稚園、小学校、中学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策については、持続可能な開発のための教育ESDは、次期学習指導要領改訂の全体において基礎となる理念であるというふうになっております。答申に基づき策定され、2017年3月には小・中学校で指導要領が告示されました。教育改革の進展を鑑み、新コロナ、教育長が言うように、コロナ、IT化と教育界も大変見直す時期に来ているのではないかと思います。 ESDは本質的に捉えることができ、また心の内面を豊かにすることで実践力の向上にもつながるなどとも言われております。日本ユネスコ国内委員でも、関係省庁並びに関係機関と協力し、ESDを重要推進課題として捉え、普及促進に取り組んでいるということは、教育長、ご存じだと思いますが、そのようなことを踏まえて、教育の手法も変革につながり、さらに児童・生徒の変容にもつながるのではないかと思いますが、どのように考えておりますか。 ○議長(直井美紀男君) 教育長。 ◎教育長(斎藤智之君) SDGsについては、2015年の国連のサミットによって決定されて、その後、国内でも承認されたということで、新学習指導要領のほうにも反映されています。小学校、中学校の教科書を見ますと、その中に反映されている文言等、また内容等がありますので、全教科にわたって行っているところです。また、その中には国の課題等もありますし、また地域の課題も含まれていますので、教育には大変生かされる内容かなと思っております。 ですので、今後も各学校ごとの特色もあります、地域の特色もありますので、それに応じて学校で具体的にそれについては取り組んでいくということでご了解願いたいと思います。 ○議長(直井美紀男君) 手塚議員。 ◆12番(手塚礼知君) あわせて、再々質問しますけれども、教育長の抱負の中で、挨拶の中で情報の「情」が漏れているんですけれども、これは見逃したんですか。     〔「もう一度、すみません」と呼ぶ者あり〕 ◆12番(手塚礼知君) 知力、体力、道徳、情報、これが4点で審議会で協議したんですけれども、教育長の教育長に当たって抱負、町の広報にも載りました。その中には情報の「情」が漏れているんですけれども、漏れたんですか、どうなんですかと聞いているの。 ○議長(直井美紀男君) 教育長。 ◎教育長(斎藤智之君) 情報のあれですね、それについては中学校は技術家庭を中心に情報をやっていますし、先ほどお話ししましたように、小学校でもプログラミング教育も含めてパソコンの使い方、それから情報モラル部分も含めて各教科等で横断的に学んでいるということで理解しております。 ○議長(直井美紀男君) 手塚議員。 ◆12番(手塚礼知君) では、再々質問しますけれども、家庭科、理科、小学校はやっているというのは。教育長、今言った中で。家庭科ですか、小学校で。 ○議長(直井美紀男君) 教育長。 ◎教育長(斎藤智之君) 家庭科、理科も含めて、あとは国語の中でもやはりそういうプログラミング言語とか、あと情報化のモラル等についても勉強しますし、道徳の中ででも倫理の面でそれを学ぶ機会があるというふうに理解しております。 ○議長(直井美紀男君) 手塚議員。 ◆12番(手塚礼知君) 情報というのは、今確かにITも情報ですよ。教育界にITが来るなんて想像もしていなかったと思うんですけれども、いずれにしましても、今教育に欠かせなくなってきたのが情報なんですよね、全て。教育というものは、時代と共に生きて、時代を開き、原動力となるものだと私は思っております。そして、教育は人格の完成を目指し、子供たちの将来の幸せを思い求める、そして立派に子供の教育ができるのではないかと思っております。 そこへきて、現在、今日の子供たちを取り巻く環境は、少子化やまさに情報化の時代、グローバル化等で常に変化し、将来の予測が困難な状況にも現在あるのではないかと思います。そのようなときに、情報の活用能力というものは、各教科の私は基礎になっているのではないかと思っております。教育長、その辺どう考えているか私は分かりませんが、いずれにしましても、これからは情報の系統を立てて学べるようにする教育も求められるのではないかと思います。それには、安全なID、パスワードなどリテラシーに始まり、プログラミング等の技術を活用する方法を扱うことが教科にも求められると思います。 今、教育長が言ったように、来年3月までには小学校、中学校全部の生徒にパソコン等が行き渡りますけれども、いずれにしましても、GIGAスクールの構想がどんどん進められております。子供たちに強要をしないよう、また学校間のあるいは地域間の格差がないような教育を切にお願いしたいと思いますが、教育長、どのように対応しているのか答弁お願いします。 ○議長(直井美紀男君) 教育長。 ◎教育長(斎藤智之君) 議員がご指摘のように、情報というものが今後子供たちにとっては重要なものになってくると思います。情報についての処理の仕方、それから理解の仕方を含めて、情報に振り回されないような子供たちを育てていかなければならないと思います。 情報が一方的な情報のために不幸なことにならないようにということで、情報の取捨選択能力を高めなくてはなりませんので、単なる情報の機器の使い方ではなくて、その辺の情報の処理のよりよい使い方についても、併せて勉強していかなければならないと思っています。そのためにも、子供たち1人1台タブレット端末を持ちますが、それについての安全な使用についての施策等も併せて行っていきたいと思います。 また、GIGAスクールについての学校間格差がないようにということですが、近隣の市町等とも情報を共有しながら、また国の施策等も併せて把握しながら、町当局と連携しながら、本町の子供たちのために尽くしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 手塚議員。 ◆12番(手塚礼知君) 最後になりますけれども、このICTの、来年までにパソコンが生徒に行き渡りますね。それで、各学校の先生方の研修とかそういうのはやらないんですか。 ○議長(直井美紀男君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(吉成伸夫君) 全く新しいものが入ってきますので、先生の研修も考えております。 ○議長(直井美紀男君) 手塚議員。 ◆12番(手塚礼知君) 課長、考えているというんじゃなく、やるとか。検討するという言葉はもう私はたくさんですから、取り組むとか何か。国会でも検討するというのは最近は取り組むように、町長、答弁していますよ、総理大臣も。ですから、そういうことで検討じゃなく、やってくださいよ。先生だって大変だと思いますよ、初めてやる先生も中にはいると思いますから。よろしくお願いします。 以上で質問終わります。 ○議長(直井美紀男君) 以上で手塚礼知議員の質問を終わります。 暫時休憩いたします。10分間の休憩を取ります。     休憩 午前10時56分     再開 午前11時04分 ○議長(直井美紀男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △橋本巖君 ○議長(直井美紀男君) 9番、橋本巖議員。 質問時間は、質問、答弁合わせて60分以内です。 9番、橋本巖議員。     〔9番 橋本 巖君登壇〕 ◆9番(橋本巖君) 私は、通告書に基づきまして、1つ、6次産業化を巡る訴訟裁判の経過と主な論点について、1つ、女性職員の横領容疑事件は解決できたのか、1つ、陳情採択を受けた町の責任と履行状況について、1つ、庁舎建設に関する諸課題について、1つ、第8期介護保険事業計画についてです。 初めに、6次産業化を巡る訴訟裁判の経過と主な論点について。 6次産業化構築事業をJAに業務委託した費用のうち、約1,270万円を町が不適正支出とみなし、JAに返還請求をしたことに対して、債務不存在の確認訴訟を4月1日付で宇都宮地裁大田原支部に提訴してから8か月が経過し、私が6月議会で質問してから半年がたつが、何一つ情報が開示されていない。裁判の経過と原告、被告双方の論点は何か。今後の展望をどのように考えているのか。 次に、女性職員の横領容疑事件は解決できたのか。 町女性職員が不適正な会計処理で使途不明金を生じさせ、業務上横領容疑で宇都宮地裁に書類送検され、3月30日付で不起訴処分となったことを不服として、町は宇都宮検察審査会に申し立ててから約9か月が経過し、私が6月議会一般質問で取り上げてから6か月もたつが、何の報告も説明もない。町民からなかったことにするのか、無罪放免にする気か、説明責任を果たせなどの批判もある。この問題は町民が納得できる形でどのような決着を図るのか。 次に、陳情採択を受けた町の責任と履行状況について。 6月議会に提出された陳情受理番号1は、山口区住民から国道461号新谷交差点への南北に延びる町道改良未施工区間約150メートルの重要な生活道路として拡幅、交差点改良の早期整備して、地域の安全と交通事故防止を対処されたいとの趣旨を真摯に受け止め、委員会、本会議において陳情を採択してから6か月が経過したが、現在までの履行状況といつまでに整備を図る計画なのか。 次に、庁舎建設に関する諸課題について。 新庁舎建設は、令和4年度開庁、業務開始を目途に、令和3年1月に庁舎建設基本設計を確定し、同年3月に実施設計の完了を目標に進められている。また、新庁舎への町産材を活用して木質化する計画について、具体的な点について幾つか質問します。 1点目、木材を構造物のどの部分にどれだけの量を使うか明確になるのは、基本設計、実施設計のどの段階なのか。 2点目、庁舎本体の総材料費に占める木材の割合は何%と見込んでいるのか。町産材をふんだんに使用するという町の意向が設計図に入る余地はあるのか。 最後に、第8期介護保険事業計画について。 2021年度を初年度に2023年度までとした第8期町介護保険事業計画が策定されていると思料されるが、この期間における介護保険料基準額は現行より引き上がるのか、引上げ幅は何%か伺いたい。 以上、1回目の質問を終わります。 ○議長(直井美紀男君) 町長、答弁。     〔町長 見形和久君登壇〕 ◎町長(見形和久君) 橋本議員の一般質問に答弁いたします。 質問要旨の1点目、6次産業化を巡る訴訟裁判の経過と主な論点についてのご質問であります。 まず、裁判の経過につきましては、5月13日に第1回公判が、10月14日には第2回公判が開かれ、3回公判は12月16日に予定されております。第1回では、町側に対して1,268万8,100円の支払い責務はないとする原告の請求を棄却する、支払いはあるんですよということでございますが、との答弁書を提出し、第2回では原告の請求の原因に対する認否について陳情を行いました。 次に、論点でありますが、大きく3点ございます。 1点目は、平成30年度委託費のうち、執行されないまま原告に留保されている456万3,100円について、原告は法的請求権はないと主張しております。これに対して、町に法的請求権はないものの、原告側がもらういわれのないお金だから返すという申入れがあったことから、町は請求したものであると反論をいたしました。 2点目としましては、契約期間終了後に支払ったことが法律または契約上どの条項に違反するのかについての説明がないとの主張に対し、契約書第1条第2項において、業務は履行期間内に完了し、成果品の町への引渡しをもって委託料が支払われると記載されております。契約期間完了後の再契約について契約では予定していないこととして、原告の主張を否認いたしました。 3点目としましては、領収証が確認できない再委託費の町からの返還請求に対し、原告は契約書に記載がないと主張したのに対し、原告が証拠として提出した仕様書は、原告と再委託先とが契約した際の仕様書であって、原告と町が契約した際の仕様書には成果品として記載されている旨を反論いたしました。 次に、今後の展望についてのご質問でありますが、既に司法の判断に委ねられた事案でありますので、町として軽々しく言及すべきものではありませんが、町側の主張が認められるよう引き続き対応してまいります。 次に、質問の要旨2点目、女性職員の横領容疑事件は解決できたのかとのご質問でありますが、さきの町議会全員協議会におきまして副町長より説明させましたが、この場で改めて私から答弁させていただきます。 本件につきましては、平成30年12月6日に業務横領罪に当たるとして職員を告訴いたしました。その後、本年3月30日に嫌疑不十分として不起訴となったことから、4月28日に検察審査会に不起訴処分は不当である旨申立てを行いました。その後、去る10月1日付で不起訴処分は相当であるということでございますが、判断が下されたことをもって刑事事件として罪には問えないということになりました。 今後、町の取るべき方策として、民事で争うという選択肢もございますが、顧問弁護士と相談する中では、刑事事件で不起訴となったことは重く、民事で訴えても不起訴相当の申立てを覆すことは非常に厳しいと、そういうアドバイスをいただいております。したがいまして、今後の対応につきましては、もう少しお時間をいただき検討してまいりたいと考えております。 なお、当該職員につきましては、10月下旬に退職願が提出されたことから、11月30日付で退職辞令を交付しました。ただし、職員の管理下で公金が紛失したことは事実であり、これは懲戒処分に値する行為であることから、退職辞令の交付に先立って戒告処分を行いました。 続きまして、質問要旨の3点目、陳情採択を受けた町の責任と履行状況についてのご質問に答弁いたします。 陳情のありました路線町道新谷・山口線でありますが、本路線は旧国道461号を起点といたしまして、山口区へと通じる幹線町道であります。起点部から北へ約150メートルの区間は幅員が狭小であり、車両の交互通行にも支障を来している状況にありますことから、拡幅等の陳情があったものであります。 町としましては、道路沿線の土地所有者の方の道路整備に対するご理解、ご協力をいただき、道路利用者の安全を確保するため、幅員の拡幅及び交差点の改良工事を実施すべき路線と認識をしているところでございます。しかしながら、この幅員狭小区間につきましては、平成25年度に実施しました地籍調査事業において、道路敷地と個人所有地の境界が確定しない、いわゆる筆界未定地となっている状況にありまして、それ以降、定期的に訪問し、境界の同意についてお願いを重ねてきたところであります。 本年6月議会での陳情書受理後につきましても、地元議員のご協力をいただきながら、数回にわたる訪問により、境界同意と併せ道路整備に対する協力もお願いをしてまいりましたが、いまだ同意を得るには至っていない状況にございます。したがって、今後とも定期的な訪問によりまして、境界の同意、道路整備に対する協力をお願いしてまいりますが、解決にはまだまだ時間を要することが想定されますことから、交差点における車両の見通しの悪い状況が今後長期間に及ぶことも考えられますので、何らかの交通安全対策を講ずる必要があると考えているところでございます。 次に、質問要旨の4点目、新庁舎建設に関する諸課題についてのご質問に答弁いたします。新庁舎整備につきましては、現在、町産材を可能な限り積極的に活用することを前提に設計作業を進めております。特に、庁舎を訪れた方に一目で木材の町であることが理解されるよう、町民やその他町内に森林を所有する関係機関等から寄附を頂く予定の複数のヒノキを庁舎本体の中央に当たる吹き抜け部分に配置し、町木であるヒノキの空間も創出するとともに、天井、床、内装など様々な部分に町産材を使用することで考えております。 また、これら町産材を効果的に活用するためには、設計作業と並行してどの木を伐採し、どのように加工し、どこに使用するかなども決定していくことが重要でありますことから、木の特性に熟知した県内の森林関係指導者を木材利用コーディネーターとして委嘱し、指導、助言をいただきながら設計作業等を進めているところであります。年末の基本設計完了時には大まかな数量等がお示しできるものと考えております。 次に、木材の使用割合についてでありますが、木材では対応できない設備部分を除き、躯体及び内装などの材料費に占める木材の割合を50%程度とすべく検討をしているところであり、町産材をふんだんに活用するという町の意向を確実に設計へと反映させてまいります。 次に、質問の要旨5点目、第8期町介護保険事業計画について。介護保険料基準額は現行より引き下がるのか、その場合の幅は何%かとのご質問であります。 現在、令和3年度当初予算の策定時期でありますことからも、介護保険の主たる財源であります介護保険料の算定を行っているところであります。 まず、8期計画の見込みについてでありますが、要支援、要介護者の認定数はほぼ横ばいで推移していくものの、物価上昇率や介護報酬の改定等を考慮しますと、係る給付費につきましては微増で推移していくものと考えております。一方、給付費の主たる財源であります第1号保険料の負担者である被保険者数は、若干の増加はあるものの、大きな差異がないものと見込んでおります。最終的には、策定委員会で検討され答申を受けることとなりますが、介護保険料基準額についての現段階での事務局の試案をお聞きしますと、現行の月額5,960円を基準とした第7期の保険料から引き上げざるを得ないものと考えております。 しかしながら、被保険者の負担軽減を図るため、不足する財源を介護保険料財政安定調整基金から繰り入れていくことで、現行より1%以内程度での引上げ率に抑えられるよう努めてまいります。いずれにいたしましても、適切で安定した介護保険制度の運用を図るべく努めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(直井美紀男君) 橋本巖議員、再質問。 ◆9番(橋本巖君) 女性職員の横領事件についてなんですが、今の答弁を聞く限り、検察審査会が申立てを却下をし、民事訴訟も駄目、当事者本人から退職願を出されたと。これをもって、一応本人から退職願が出たんだけれども、戒告処分をしたということなんですが、これ、私これで一切この件で、要するにもうこれで幕引きを図るのかと、言ってみれば。当然損害金として町として出ているわけだし、本人、確かに認めてはいないんだけれども、だけれども、ここまでに要するに争ってきたわけだから、このまま本当におとがめなし、無罪放免、何もなかったことにしてこれ幕引きを図るつもりなのか、まずそれ第一に聞きたいんですけれども。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) おとがめなしということではございませんが、やっぱり自分で行った行動ですから、それについての責任は持っていただきたいというふうに思っております。ですから、最終結論というのは今後になってくるんだろうというふうに思いますが、町としては、まず公金を紛失したということについての処分は行わせていただいたというふうなことでございます。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) 私が6月議会の一般質問で、要するに町としては十分疑いが残っているし、罪に問えると考えて、民事裁判も視野に入れて、仮に民事裁判で何も罪を問わないことになっても、町の懲戒処分は残ると、厳正に対処したいということで副町長が6月議会に答弁しているんだよね。これは、要するにじゃ副町長の単なる憶測で答弁したのか、それともそれなりに弁護士さんと相談した上でこういう答弁をしたのか、全く事の展開は全く副町長が答弁したことと全く逆の方向というか、全く変な方向に行っているんだけれども、これはどうなんですか、答弁したほうの責任として。副町長です、副町長。 ○議長(直井美紀男君) 副町長。 ◎副町長(杉本宏之君) 前回の議会の折に答弁させていただいたときには、検察審査会に申立てを行った段階のちょうどその後でございますので、そのときの判断としては、不起訴処分の中には幾つかありますよという話があって、嫌疑不十分なので、また検察審査会に申立てをしても可能性はあるというふうに判断して、そのようなご答弁をさせていただきました。 ただ、実際10月1日付で検察審査会のほうから最終的に不起訴相当という処分、処分といいますか判断が下された段階で、刑事事件としての道はなくなったというふうに判断したところでございます。先ほど町長お話ししましたように、それをもって民事の道も探ったところでございますが、結果的には顧問弁護士さんのほうから難しいという判断がありましたものですから、今回このような町長のほうから答弁をさせていただいたところでございます。 ですから、私が前回答弁したときに、実際その見通しが甘かったと問われればそのとおりで、この場をお借りしまして謝罪申し上げます。申し訳ございませんでした。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) 今、副町長からそういうあれがあったんですけれども、普通その司法的に考えたときに、検察が不起訴として検察審査会に申し立てた場合、大体覆る、要するに検察審査会が、検察が不起訴として、それが検察審査会で覆るという確率というのは大体どのぐらいに見ていたんですか。私は、よくいろいろ見てみますけれども、検察審査会でそういうふうに前例というか、検察のあれが覆ったという事例って本当に少ないと思うんですよ。そういう意味から見ても、今、副町長が答弁しましたけれども、この6月の議会の答弁は要するに審査会に審査した時点なんだと、だからこういう答弁したんだと言うんだけれども、実際に私は普通の弁護士だったらば絶対こういうことは、いずれにしても実際に本人が取ったということは認めていないわけだから、言ってみれば。盗まれたと言っているわけだから。こういう事例を検察審査会で覆るというふうに思ったんですか。それこそ甘いですよ、これ。 それで、もしそういうことで顧問弁護士さんが、いや、これは戦えますよと、それで民事までももしだったら戦えますよと、そういうふうにきちんとした指示があったんですか。それでそういうことをやったのか。これ本当にこういうことだと、要するに顧問弁護士の資格が問われると私は思っているんだけれども、その辺はどうなんですか。 ○議長(直井美紀男君) 副町長。 ◎副町長(杉本宏之君) 検察審査会に申立てを行った際には、民事訴訟についてのご相談までは顧問弁護士さんとはしておりません。ただ、検察審査会に申立てを行うときには当然顧問弁護士さんとも相談の上、やってみる価値があるだろうということでやったところでございまして、どの程度勝ち取れる自信があったのか、自信といいますか確率があったのかと申しますと、その点については特に特段ございませんが、勝てる可能性もあるということで可能性を探った上での申立てということでご理解いただければと思います。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) そうすると、その判断のミスというのは、大体司法に携わる人間であれば大体こういう、要するに検察が不起訴とした場合に検察審査会でそれが覆るという、そういうあれは本当に非常に難しいよと、確率的には非常に難しいよというふうな、もちろんその弁護士との話はなくて、言ってみれば戦えますよと、勝算ありだというふうに言われたから、要するにこういうふうにやったということなんでしょう。これは、やっぱり町としてもその辺はやっぱり判断のミスがあったんじゃないかと私思うんだけれども、その辺はどうなんですか。 ○議長(直井美紀男君) 副町長。 ◎副町長(杉本宏之君) 当時は、刑事事件で不起訴ということの判断が下されまして、それに対して町としてはじゃどう対応しようかと、そのまま受け入れて民事訴訟にいくのか、それとも受け入れずに検察審査会に申立てをするのかという選択肢があったわけでございまして、そのうちのまずは検察審査会に申立てを行います。その検察審査会で覆る可能性がゼロではないので、それをまずは潰すといいますか、その選択肢を選んだ結果が検察審査会への申立てということでございます。それが覆がえらないという可能性がゼロとは思っておりませんでしたので、その可能性を探るために検察審査会への申立てを行ったということでございますので、議員ご指摘のように見通しが甘かったのかというよりも、選択肢を一つ一つ潰していったうちの一つだというふうにご理解いただければと思います。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) そうすると、今のあれなんですが、それで例えばその検察審査会で却下の決定が出た場合に、不起訴の理由を示す理由告知書というのは当然町のほうというか、弁護士のほう、検察審査会のほうから来ているんですか。これが要するにどういう、本当に全く起訴に値しないのか、多少なりとの嫌疑はあるとかという、そういうことでの告知理由書というのがあるはずなんだけれども、その辺はもらっているんですか、もらっていないんですか。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 来ております。内容は、嫌疑不十分というふうなことですね。     〔「不十分かい」と呼ぶ者あり〕 ◎町長(見形和久君) そうです、不十分。     〔「嫌疑なしじゃなくて、嫌疑不十分」と呼ぶ者あり〕 ◎町長(見形和久君) 嫌疑なしではないですね。     〔「不十分だったら民事で戦えるんじゃない」と呼ぶ者あり〕 ○議長(直井美紀男君) 副町長。 ◎副町長(杉本宏之君) ただいま町長が申し上げましたのは、最初の不起訴となったときの理由告知書でしたか、それは嫌疑不十分でございました。     〔「検察審査会は」と呼ぶ者あり〕
    ◎副町長(杉本宏之君) 検察審査会については、そういう理由書が入っております……。不起訴相当という理由でございますので、ですから当初の検察のほうの不起訴処分については嫌疑不十分でございましたが、その検察の不起訴については相当であるという検察審査会の判断ということでございますので、嫌疑が不十分だとかそういうことではなく、不起訴が相当だったということでございます。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) それじゃ、そうするとこれ、要するにその被告人に今度は全く罪が問えないというわけなんですよね。そして、町に収納されるべきお金が当然欠損して、いまだ処理が終わっていないんですよね、これ。この責任は一体誰が取るということになるんですか。当然この戒告だけでは、当然退職金は出るのか出ないのかちょっと分かりませんけれども、実際に本人からはもう一銭も取れないということになれば、この穴が空いたお金というのは誰が要するに補填するんですか。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 不起訴相当ということでございますから、あなたにも責任あるからこちらから請求しますということは難しいというふうに判断をしております。ただ、お金が消えた、公金が消えたということは事実でございますし、やはり行政の中でこういう事件が起きたというふうなことでございますから、それなりに管理監督者の責任というものがございます。それと、本人も公金をしっかりと会計課のほうに納入しなくてはならないということは、これはまさにそのとおりでございますから、今後この人たちの中でどんなふうにその金を補填していくかということについては、検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) 最後に、この件に関してなんですが、これに関して弁護士費用というのは大体幾らかかったもんですか。顧問弁護士料だけで済んだのか、それともこれだけの、もちろん要するに起訴するわけだから、当然文書も作って裁判所というかあれに出すわけだから、弁護士費用というのはどのぐらいかかったものですか。 ○議長(直井美紀男君) 総務課長。 ◎総務課長(神山直行君) 詳細をもう一度確認して報告します。     〔「まだ分からないの」と呼ぶ者あり〕 ◎総務課長(神山直行君) 詳細は多分出てはいないとは思うんですが、一応詳細については再度ちょっと確認して報告します。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) それじゃ、庁舎建設に関するあれなんですけれども、それぞれ木材の利用についてはいろいろどこどこに使う、どこどこに使う、天井とか、吹き抜け、本体の吹き抜けだとか、天井、床、内装、それから躯体、内装という形で約50%の材木を使うという、町産材を使うということなんですが、これはそれぞれその構築物に使う材料というのはそれぞれ樹齢があるんだと思うんですけれども、大体その樹齢何年もののやつを使うのか。そして、どこの町有林を伐採する計画なのか、その辺をちょっとお聞きしたいんですけれども。 ○議長(直井美紀男君) 庁舎建設準備室長。 ◎庁舎建設準備室長(鈴木修司君) 樹齢ということでございまして、樹齢につきましてはもう当然ながら伐期を迎えている70年から80年、当然ながらそれ以上のものもございます。その中から使えるものを伐採して、町産材として庁舎のほうへ活用する予定でございます。 それと、もう一点は、町有林の場所なんですが、西古屋地区の町有林が主体となりまして、その他伐期を迎えている場所を選びまして、活用していく予定でございます。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) 今、室長が答弁したその西古屋という山は、町有林はないんだよね。この前の決算の報告の中で、これ町有林が今どのぐらいのあれがあるかということを示されたんですが、今、室長が言った西山というところはないんだけれども。     〔「西古屋です」と呼ぶ者あり〕 ◆9番(橋本巖君) 西古屋もないですね。     〔「西古屋あります」と呼ぶ者あり〕 ◆9番(橋本巖君) 西裏山というのあるけれども……。     〔「そうです、それです、西裏山です」と呼ぶ者あり〕 ◆9番(橋本巖君) 西裏山。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) これでいうと、大体41年から62年なんだよね、大体樹齢が。これで14.11ヘクタールということなんですけれども、これで大体賄えるということで考えていいんですか。 ○議長(直井美紀男君) 庁舎建設準備室長。 ◎庁舎建設準備室長(鈴木修司君) そこの西裏山の町有林プラスそのほかを伐期を迎えているものを選んで活用するという考え方でございます。その場所だけではございません。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) そうすると、これほとんど平成23年からずっと間伐やって、皆伐の面積ってほとんどゼロに近いんだよね。そうすると、あと残っているのはこの火打石窪とか、高柴だとかいろいろある。あなたが今言った西裏山というのはあったんですけれども、これとあとじゃどの辺を想定いるんですか。もうこれ皆伐は終わっていますから。だから、要するにここに残されている町有林のどの場所。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 皆伐ではなくて、それは間伐のことでございますので、間伐は何度かこうやっていけますので、今後そういうものを使っていくということになります。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) 私が言っているのは、もう間伐が全部終わっているんですよ、これ。令和1年の窪付山まで大体終わって、令和2年では火打石窪、高柴というところが令和2年で一応やるんですね。それで、私が言ったのは、間伐を全部これやってきて、今まで町有林を、それで皆伐、今の間伐したところからはもう材木は切り出せないんでしょうと私言ったの。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 間伐につきましては、何度でもできるというふうに解釈をしていただいて結構でございます。皆伐をしちゃいますとこれは難しいんですが、間伐はその都度行っていけるというふうなことでございます。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) 間伐をすると5年以内はあとそこの材木は切り出せないという何か法的な縛りがあると私聞いたんですけれども、それで大体もう間伐は、要するに売れる木だね、言ってみれば。そうすると、この60年から70年の樹齢に匹敵するあれは、ここの中に間伐したところにはあるんですか。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 間伐もいろいろありまして、その都度その都度、間伐を全伐するということになりますとちょっと問題が起きてきてしまう。それは補助金返還に当たるよという部分があるんですが、今回使用させて考えておりますのは、そういうものではないというふうなことでございますので、議員が心配するようなことには当たらないかというふうに思います。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) そうすると、今言ったその西裏山とあと残された町有林、そこで大体木材というのは調達をできる、十分可能なんだということで理解していいんですね。 ○議長(直井美紀男君) 庁舎建設準備室長。 ◎庁舎建設準備室長(鈴木修司君) そのような理解でよろしいかと思います。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) それじゃ、この庁舎建設に絡めまして、庁舎建設に絡めて、町長は森林資源を活用したバイオマス構想に町長が前のめりになっているという声を、町民から、数多くの町民から聞くんですが、その目的、その森林資源を活用したバイオマス構想の中のその目的は、例えば電気に供するものなのか、庁舎内の電気を賄うものなのか、それから熱源、暖房とか給湯に供するのか、それともあるいはその両方に併用する考えなのか、その辺はどうなんですか。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 電気というふうな考え方ではなくて、熱、冷暖房に使いたいなというふうな考え方をしております。 ご案内にちょっと長くなりますが、当町は指定廃棄物最終処分場の問題で、大変全国的にもご支援をいただいたり、いろんな問題を抱えてきたところでございます。ただ、この放射能の問題ということになりますと、将来にわたってこのまま、じゃ木を立てておくのかという話になってしまいます。しかし、材木もいずれどこかで切って使っていくというふうなことをやらなくてはならないというふうな状況がございます。 先ほど室長のほうからも、伐期を迎えているという話があったかというふうに思いますが、現在、例えば1本2万円の杉、ヒノキがあと10年たつとじゃ2万5,000円になるのか、3万円になるのかという話になりますと、残念ながらこれは逆になってしまうというふうな状況でございます。あと何十年もこのまま塩谷町の7割の山林を見殺しにしてしまうというふうなことは、私はできないというふうに思っておりますので、できるだけ先人たちが一生懸命汗を流して植えてきたこの杉、ヒノキを十分に活用していくこと、市場に出していくこと、そういうことが私どもの今の役割であるというふうに感じておりますので、そこはそんなふうに考えているところでございます。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) そうすると、今の答弁でいいますと、要するに熱源、暖房とか給湯、冷暖房に供するということで今答弁があった。それで、例えばその熱源に使うにしても、当然プラントが当然必要になりますよね。これはどのような規模と設備の投資額を想定しているのか。 それと、当然これを絶えず燃やしていく場合、ですからその燃料の調達方式というのは町独自の製造でやっていくのか、それとも業者から購入してこの燃料を調達するのか、それはどちらなんですか。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 今、私、お話をさせていただきましたことは、やっぱり今後塩谷町としてどういうふうに進めていくかということをお話をさせていただいたというふうに認識をしております。 今回の庁舎整備に当たりましては、この事業を展開するに当たりまして、脱炭素型地域モデル形成事業、予算の説明の中でも話しさせていただいたかというふうに思いますが、この事業のほうから漏れてしまったというふうなことがございます。ですから、苦渋の判断ではあったんですが、今回それをこの計画づくりを待っていますと、少し来年、再来年の開庁に間に合わないという部分がございますので、今は従来のやり方で考えていこうというふうなことで方向性は考えております。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) ちょっとよく分からないんですけれども、その脱炭素云々というやつ、これたしか9月議会で、要するに産業振興課長が予算1,000万立てたんだけれども、結局採用されなくて、それは断念したということで1,000万、今回の12月の補正で1,000万円を減額したということがありますね。それと、この問題は私違うと思うんですね、脱炭素って。 要するに、確かにCO2は出さないかも分かりません、それはね。だけれども、これはやっぱり地球の温暖化という形からすれば、当然熱を放出するわけですから、そういう意味からも私は問題があるし、それで今、今後の問題なんだというふうに今話したんだと町長が言ったんだけれども、当然これだけの構想がもしあるんだったらば、プラントをどういうものを造って、それでどこに設置をする、大体ね、そういう当然あるわけでしょう。そして、じゃ一体その燃料はどこで調達するのか。要するに独自に町がペレット工場を造って、そこの材料を燃料にするのか、それとも木材業者からそのペレットなどを買って、それでこの給湯設備というかあれに使うんだということ。これはやっぱりしっかりこの辺はやっていかないと、町民からはみんな心配しているんですよ、これ。先ほど言った放射能云々だけではないんです。 それで、確かに放射能の心配したらば、このまま7割の森林を放置するのかというけれども、しかし、そういう構想を持っていたならば、きちんとこういうところまでやっぱり示すべきなんじゃないの。今後の問題なんだなんて言って、でもあなただってとちぎテレビでちゃんと言ったじゃないですか、インタビューで。バイオマス発電というあれで何か町民は聞いたみたいですけれども、今、私が言ったら発電じゃないんだよと。要するに、給湯とか冷暖房に使うんだよと言っていましたけれども、町民はやっぱりそういう意味では物すごく敏感に捉えているんですよ。何の計画もなくてこういうバイオマス構想を何でこう打ち出したのかと。 ここだって実際にそうでしょうに、実際に燃料を一体どこから調達するんだよと。当然24時間燃やしていくのか、それとも勤務の時間だけ燃やすのか、そういうことだって当然あるわけだから、当然その燃料の調達は一体どうするんだということも当然あるわけですよ。独自のプラントをどうやって造っていくんだということも含めて、そういう考えは全くないんですか。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 先ほども言いましたように、この計画をつくるに当たっては、産業振興課長のほうから説明があった事業計画の中で細部を詰めていくというふうなことでございました。しかし、残念ながら、今年度事業計画にそれをのせることができなかったというふうなのが実情でございます。ですから、どこにどうプラントを造って、どんなふうにしていくのかという計画は、残念ながら頓挫しているというふうな状況でございます。 ただ、私はやっぱりこの地域でありますから、放射能の問題があろうが何があろうが、多くの人たちが築いてきた、今日のSDGsではございませんが、やはりそういうことはしっかりと次の世代に引き継いでいく必要性があるだろうというふうに思っておりますので、次年度以降、改めてまたこの計画については取り組んでいこうというふうに考えているところでございます。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) 先ほどの脱炭素云々のというの絡めて、それで今のバイオマス構想が出てきたということなんだけれども、実際にその次元が全く私は違うと思っていますよ。 それで、例えばこのバイオマスを使ってエネルギーをやるわね、そうすると、例えば既存のエネルギーを使用した場合の比較で、実際にこのバイオマス構想でやった冷暖房を使ったときの採算は一体取れるのかどうかということも含めて全然考えていなくて、また来年度以降のことなんでそんなことは分からないということなのか。それともやっぱりこういう形でコストの関係も考えたときに、既存のエネルギーを使用した場合との比較でどうなんだと、これが一番優位なんだということでやるんならいいですよ。そういうのも全くないんでしょう。赤字の場合は誰が責任負うんですか。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 赤字、黒字という話ではなくてですよ、あるものを使っていくという考え方に立つべきだというふうに私は思っております。ですから、今おっしゃったようなことは、先ほど言った脱炭素化計画の中で検討をしていくということが基本なんです。それを受けて、じゃこういうものをやっていきましょうというものであって、テレビでそういう話が、あるいはラジオでそういう話が出たかもしれませんが、だからやるということではなくて、将来ともに塩谷町はそういう方向を向いて進めていくんですよというふうなことでございます。 採算に合うのか、合わないのか、それはこれからのその調査の中で進めることであって、それを進めた上において、例えば赤字であったということであっても、やはりこの7割からある町有林を含めてこの木材をうまく生かしていくということは、私はやっぱり大変必要なことだというふうに思っておりますから、そこはしっかり取り組んでいく必要があるというふうに思っております。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) じゃ、聞きます。この構想は、要するに庁議、いわゆる執行部の三役の会議だとか、課長会議のコンセンサスを得た町の方針として受け止めていいんですね。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) だから、それはこれから計画をつくるんですから、先行されてどうだこうだという話ではないんですよ。ただ、方向性と将来としてはこれだけの山があるのにこれをぶん投げておいて、中近東から燃料を買って賄っていくんだという発想が私は違うというふうに申し上げている。やはりあるものを使っていく、そういうことが大切なんであって、それがもうかるのかもうからないのかという話ではないというふうに思いますし、そのために今度計画を改めて起こしていくというふうなことでございます。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) 私はもうかるとかもうからないとか言っているわけじゃないですよ。町がそういう事業をやるんだったらばきちんと、採算を度外視してやる必要はないだろうと私言っているんですよ。     〔「これからやると言っているんです」と呼ぶ者あり〕 ◆9番(橋本巖君) じゃ、次にいきます。 陳情の採択の件なんですが、今いろいろとこう答弁に出されたんですが、依然として一切進行していないと、地権者との関係で全く停滞しているということなんですが、この陳情の案件は、私は一般的な道路の認定とか拡幅、整備という性質のものでは、私絶対ないと思っています。危険性の除去と安全性の絶対確保を求めているんですよ、あそこは。一刻の猶予もないです、実際に。 私もあそこを何回も何回も毎週通りますよ。それで、本当にひやっとするときは何回もあるんです。これ、実際に従前の幅員が5.5メートルあったの。現況は4メートルから3メートル、かなり狭くなっているんですよ。これ誰がじゃ一体、先ほど地権者との関係で筆界調査が全然できていないんだということで、前へ進まないんだということを言っているんですけれども、だってこのあれ地図見た、この前の陳情で出されたあれ見たって歴然としているんじゃないですか。従前はこういうふうにちゃんと道路の幅員があったんだ。そうしたら、今度は誰だか知りませんけれども、名前は言いませんけれども、こういうふうにして積んじゃって、石垣まで積んじゃったわけですよ、これね、こういうふうにして。誰が町道の幅員を占領しているのかと、はっきり分かるんじゃない、筆界調査しなくたって。 一体どういうことが、この陳情の採択をして前に進まないのかと。その根本的な原因は一体何ですか、じゃ一体。話がつかないんだ、話がつかないんだと。これは町が毅然としてやらなかったら絶対できないですよ、これ。どうなんですか。やっぱり地元の人たちはいつやってくれるんだと、早くしてくれということが町民の声なんですよ。私も何回も何回も呼び出されて、それでもう言われていますよ、一体町は何考えているんだと。その辺どうなんですか。 だって、これ見たってはっきり分かるんじゃない、これ。それで、ちゃんと、これだって見たって分かるでしょう、これ。今まではここまでの幅があったわけだ。今の現在の幅はこの黄色い線のところですよ。これだけもう狭まっちゃっているわけだから。そうしたら、誰がこの町道幅をこう侵入しているのかということはっきり分かるでしょう。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 幅員がどれくらいあるかというものは、正直誰が見ても分かるというふうに思います。しかし、基準がどこなのかということでもめている話でございますから、それはこの面積だけここに確保すればいいんだ、どこが基準なんだという話になれば、議員がおっしゃるように簡単にこうだというふうにはいかないというのが現状でございます。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) だから、筆界調査に応じないって一体何の理由なんだと私聞いているんですよ。だって、自分に全然あれがなかったら、お互いに筆界調査で実際基準点をどこにして、ここから何メーター、中心点から何メーター広げれば幅員の確保ができるということになるじゃない。実際に応じていないわけでしょう、言ってみれば。何で応じないんだということですよ。ましてや、一人は前の農業委員もやっていた人ですよ、両方か、前は辞めちゃったけれどもね。まさに有識者ですよ。そういう人が大体こういうことをやっていいのかということなのははっきり分かるでしょう。町民も言っているんですよ、やっぱり忖度があるんじゃないかということですよ。町民の皆さんは本当に深刻なんだって、はっきり言って。 私も先ほど言ったように、あそこを何回も通って、それで事故寸前のニアミスを何回か私経験しましたよ。それで、ちょうど対向車が来たときにどうするんだといったときに。後ろに下がれば危ないですからね、461から車来てぶつかっちゃうから。これは本当に一刻の猶予もないんですよ。 だから、やっぱり町は毅然として一日も早いまず危険性の除去なんですよ。それで、安全性の確保が大事なんだよ。忖度している場合じゃないんですよ。一体ここで事故が起きたとき誰が責任負うんだということですよ。町道で、あんな狭いところで。建設課じゃどういうふうに思っているんですか。 ○議長(直井美紀男君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(森田洋行君) 忖度とおっしゃいますが、そのような考えは全くありません。双方に公平・公正に接していると考えております。 安全対策につきましては、町長からの答弁もありましたとおり、何らかの対策は必要だろうということで、現在どのような安全対策が有効的かということを考えているところでございます。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) じゃ、具体的に安全対策はどういうふうにするのか、当然それは1つや2つじゃないでしょうから、いろんなことが想定されるんでしょうから、そうしたらこういう、例えばじゃ提案してくださいよ。町が地域の住民の皆さんに安全対策としてこういうことやります、こういうことが今考えられていますということで提示できるんですか。 それ、私は忖度と言ったら、いや忖度なんかしていませんと言うんだけれども、じゃ一体この事業が進まないその根本的な原因は何だ。要するに、境界が全然策定されないんだから、できないんだと言うけれども、両方ともそれで拒んでいるんですか、じゃ。それとも片方が拒んでいるの。両方とも、いや、筆界調査には応じませんと言っているの、その辺はどうなんですか。 ○議長(直井美紀男君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(森田洋行君) 筆界調査に応じないというものではなく、それぞれ双方にそれなりの主張がありまして、その主張を重ね合わせますと、現地で境界が確定できないということですので、どちらか一方が無理な主張をしているというものではございません。 ○議長(直井美紀男君) 橋本議員。 ◆9番(橋本巖君) 無理は言っていないたって、実際に両方がちゃんと応じてくれれば、何の問題はなくてすぐちゃんとあれはできるじゃない、境界が。どっちかが無理言っているんじゃないの、だから。 それで、先ほど私が言ったように、ほら、安全対策やるんだ、やるんだと言っているけれども、あそこで、あの狭隘な道路の中で安全対策をどういう対策をするという考えなの。町民に、地域住民にどうやって示すんですか、安全対策、具体的に。 ○議長(直井美紀男君) 建設水道課長。 ◎建設水道課長(森田洋行君) 現在、検討している最も有効だろうということで考えているのは、信号機がありまして、現在、押しボタン式なんですが、これを感知式といいまして、山口方面から南下してくる車両が来た際には、その車両を感知して信号を赤にするというものを導入してはどうかということを現在考えているところです。 ◆9番(橋本巖君) 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 以上で橋本巖議員の質問を終わります。 暫時休憩いたします。再開は午後1時30分といたします。     休憩 午後零時04分     再開 午後1時30分 ○議長(直井美紀男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △君嶋恒夫君 ○議長(直井美紀男君) 13番、君嶋恒夫議員。 質問時間は、質問、答弁合わせて40分以内です。 13番、君嶋恒夫議員。     〔13番 君嶋恒夫君登壇〕 ◆13番(君嶋恒夫君) 発言通告書に基づき質問いたします。 1つ、非農家の農地取得について。 2つ、移住と家庭菜園付宅地。 3、新庁舎の冷暖房について。 まず1つ目、自治体に登録された空き家とこれに付随する農地を新規就農者等に提供して活用する取組の中で、付随する農地の下限面積を1アール程度に引き下げる農業委員会が32道県、153市町村で見られるとのことです。数年前に空き家対策会議及び農業委員会において、企画調整課との話合いがあったようですが、その後の状況はどうなっていますかお尋ねいたします。 2つとして、各地で移住者には数年の間、固定資産税免除、住み続ければ土地は提供しますなどとの話がありますが、塩谷町では「家庭菜園付宅地、日光まで50分」などのキャッチフレーズではどうでしょうか。将来地方で暮らしたいという人も徐々に増えているという調査結果もございます。 3番につきましては、冷暖房にバイオマス発電とありますが、利用というふうにしていただきたいと思います。 冷暖房にバイオマス利用ということかと思いますが、よいことばかりではないと思っています。再考する気はありませんか。 また、先頃いただきました第6次塩谷町振興計画検討の流れの中にあります新庁舎隣接地へのバイオハウス整備についてもお尋ねいたします。 よろしくお願いします。 ○議長(直井美紀男君) 町長、答弁。     〔町長 見形和久君登壇〕 ◎町長(見形和久君) 君嶋恒夫議員の一般質問に答弁いたします。 まず、質問要旨の第1点目、非農家の農地取得についてのご質問であります。 議員もご存じのとおり、非農家の方が農地の所有権を取得もしくは賃貸により農地を耕作する場合は、農地法の定めるところにより、本町では経営農地が5,000平米以上であることが条件となっております。こうした中、近年田舎暮らしを求める移住希望者の中には、家庭菜園として小面積の農地がついた空き家を求める声があり、町としても人口減少対策に加え、空き家の有効利用にもつながることから、農地取引の際の下限面積を引き下げること、いわゆる別段面積を設けることは有効であると考えております。 また、新たに農業に取り組もうとする場合、この5,000平米以上の農地が必要であるという要件が、園芸作物栽培等においてはハードルが高過ぎるのではないかという問題もございましたので、空き家及び移住対策としての下限面積と新規就農の下限面積とが整合性の取れたものとなるよう、近隣市町の実情なども調査しながら、これまで庁内で検討してまいりました。 そして、去る11月20日に開催されました町農業委員会総会におきまして、空き家に付随する農地取得につきましては下限を設けない、また新規就農等の農地取得につきましては、3,000平米を基準に、周辺の農業実態を考慮しながら、地域ごとに別段面積を設定するという考え方が、町農業委員会において検討されているとお聞きをしております。そして、12月21日、町農業委員会総会において一定の方向性が示されるという方針とお聞きをしております。 そのような状況ですので、遅くとも年度内には別段面積の設定について農業委員会で一定の整理がなされ、来年4月以降、空き家に付随する農地、あるいは新規就農者や非農家の方の農地取得がより安易になるものと期待をしております。 次に、質問要旨の2点目、移住と家庭菜園付宅地についてのご質問でありますが、ただいま答弁いたしましたとおり、来年4月以降、空き家に付随する農地の下限面積の引下げがなされた際には、議員ご提案のようなキャッチフレーズと併せまして効果的なPR方法も検討し、いろいろな場面で発信してまいりたいと考えております。 また、移住者に対する固定資産税の減免や土地の提供等につきましては、長年町内に居住する町民とのバランスも十分踏まえて検討をすべきと考えているところでありまして、手塚議員のご質問にもお答えしたとおり、まずは空き家の改修支援や移住につながるような農業体験メニューの充実などを図ってまいります。 次に、質問の要旨3点目、新庁舎の冷暖房についてのご質問でありますが、新庁舎整備につきまして、町の豊富な森林資源をバイオマスとして活用することを検討しておりましたが、事前調査や計画策定のための国庫補助事業である脱炭素型地域モデル形成事業が事業採択とならず、新庁舎建設の設計作業に反映することが困難となったため、新庁舎への導入は断念をいたしました。これにより、当初想定していた新庁舎冷暖房の電源につきましては、通常の電力供給により対応することとしております。 森林資源を含めバイオマスのエネルギー活用につきましては、地球規模での課題であるSDGsや循環型社会の構築、再生可能エネルギー活用等の観点から、その導入を進める必要があると考えております。したがって、引き続き導入の可能性を検討し、取組が可能で有効なものから取り組んでまいります。 以上、答弁いたします。 ○議長(直井美紀男君) 君嶋恒夫議員、再質問。 ◆13番(君嶋恒夫君) ただいま農業委員会等の総会において、4月以降には目鼻がつくんではないかというような回答でございましたが、やはり今お答えの中にあったように、これから空き家と一緒に農地を取得して家庭菜園等に利用するとかそういうことでありまして、あと私も考えていたように、今までの農業参入につきましては、まずトラクターなど高額な初期設備が必要な点、それから住宅は空き家バンクではリフォームなどたくさんのお金がかかるんで解決しないんだと、あとは農地の確保、この3つの点でなかなか新規就農についても難しいというような話も聞いています。 ですから、やっぱり作目によっては、五反歩、50アールじゃなくてもいいような気がしていましたので、今回質問したものですから、この流れでやっていただけるならありがたいと思っております。 そのようなことで、1番目についてはよろしいかと思います。ありがとうございます。 それから、2番目については、塩谷町第2次まち・ひと・しごと創生総合戦略、住環境の向上に係る支援の中で町有地の提供とありますが、これについてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(直井美紀男君) 企画調整課長。 ◎企画調整課長(柿沼肇君) 町有地の提供でございますが、この総合戦略について、内部で検討した際にいろいろな話が出ました。 その中で、例えばなんですが、若い方が町外からうちに戻るんですが、親御さんと一緒に住むのにはちょっとやはり、違うちょっと離れた場所に住みたいというようなときに、なかなかいい住宅地が見つからないというような意見がその中で出たものですから、町有地の提供、具体的にどういうふうにするんだということについてのそこまでのあれはありませんでしたが、今後検討課題としてこういうものを検討していったらいいのではないかということで、そこまで土地の提供まで含めて今後検討していきたいということで、ここで挙げたような次第です。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 君嶋議員。 ◆13番(君嶋恒夫君) それで、さきの1番目の質問に関係するんですが、平成29年度の固定資産税から遊休農地の課税強化が始まりまして、所有者が農地中間管理機構への貸付けの意向も示さず放置したままにしていると、農業委員会が協議するよう勧告し、そして勧告して対象にならない農地については、翌年の1月1日から固定資産税の評価額が1.8倍になるというようなことでございます。 空いている宅地については、もちろん草刈りとか管理とかは地主の方にお願いしているとは思いますが、これからそこに家を建てるとかどうするのかというような意向調査などは行われているのでしょうか。 ○議長(直井美紀男君) 産業振興課長。 ◎産業振興課長(星育男君) それでは、農業委員会局長という立場でちょっとお答えさせてもらいますが、農地に関しましては、今年も9月に行ったんですが、農地パトロールというものを行っております。そういったもので内容を見て、今議員が言われたようなものに該当するものに関しましては、税務課のほうにということなんですが、今のところはちょっとそこまで厳しくは言っていないんですが、これからそういったものを税務課のほうと連携が取れるように、細かく今年から農地パトロールのほうを行っていますので、できれば来年度あたりからはそれを町の中でも実施していきたいというふうに考えております。現状ではまだ行っていない状態です。 ○議長(直井美紀男君) 君嶋議員。 ◆13番(君嶋恒夫君) すみません、ちょっと質問の内容があれだったみたいで、今のは農地だと思うんですが、宅地ですね、宅地について草ぼうぼうになっているとかそういうのがありますよね。そういうのは多分ほかの町同様、草を刈ってくださいとか、管理してくださいというようなあれは、当然地主さんに言ってあると思うんですが、その中で結局ここに将来うちを建てるんですかとか、あるいは手放すというのもおかしいんですけれども、お任せしますとかと、そういう話はあるのかないのかちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(直井美紀男君) 企画調整課長。 ◎企画調整課長(柿沼肇君) 宅地の空いている土地について、利用までの意向調査というものはございません。空き家については最初の計画のときに行いましたけれども、宅地で空いているというところについては、そういうようなアンケート等はしておりません。 ○議長(直井美紀男君) 君嶋議員。 ◆13番(君嶋恒夫君) 私が歩いていて見かけるのは、やはり宅地であろうと思われるところがセイタカアワダチソウでいっぱいになってみたり、宅地なのか林なのか分からないような状況が見受けられますので、やはりこの辺も意向調査等をして、もしも安く譲っていただけるとかそういうことになれば、町では不動産屋じゃないんだよってよく言われるんですが、ですから先ほどと関連するようなことで、そういった場所がもしモデル的に手に入るとすれば、町有地として一旦手に入るようなものがあるとすれば、少しお金をかけたとしても、そこに町から、Uターンとか、UターンよりもIターンですか、Iターンの人らにやっぱり今テレワークとかなんとかということで今かなり言われていますけれども、そのときにただ単にそこで仕事をするんだ、できるんだじゃなくて、家庭菜園付の宅地というのをモデルにしてやってみたらどうかなと思っているところでありますし、また最近これチラシに入ってきたあれなんかは、業者さんがもう既に家も宅地もそのまま買いますと。 結局、後片づけしたり、仏壇があるからとかといっていろいろ問題があると思うんですけれども、もう既に業者さんが塩谷町でも恐らく農機具なんかもそのまま買いますというふうなそういう時代になってきているんだと思うんですね。ですから、町でも多少費用はかかるかもしれませんけれども、そういうことでやっていければどうかなと思っているところです。 あともう一つ、これも橋本議員が後ろにいるので、領空侵犯になっちゃうのかなとは思うんですけれども、やはり緑風台なんかも結構木が林みたくなっているところがありますよね。だから、もし意向調査して、そういうところでお任せしますよとかそういうのがもしあるとすれば、今言ったように「日光まで50分」とか、日だまりの丘、名前のとおりですから、やはりあと町の計画の中でも生活エリアとかということで、多分あの辺も庁舎が移転したとすればこの平地で日当たりのよいというような条件からすれば、結局これからかなり有望なところじゃないかと思っています。 それで、以前に橋本議員が、----でしたっけ、それとの町との約束、一般質問していたの私後ろで聞いていたんですが、そのとき250区画のうちに60%の150区画になったら水道を引きますよ、つなぎますよという質問をしていたと思うんですよね。私もその頃はもう漠然として聞いていたんですが、今このようにそういったことでモデルをつくるとか、モデル地区にするとかということになれば、今は多分何か50弱ぐらいにしか建っていないと。そうすると、全然その約束には該当しないかもしれませんが、私からすれば、もうちょっと安心して住める場所にするためには、逆もまた真なりと言いまして、150にならないとつながないよじゃなくて、つないで150戸にするというような、そういった逆の方向になるかもしれないですけれども、ちょっと建設課長、水道課長いないんですけれども、町長にその点お伺いしたいと思います。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) ご指摘の件は--でしたよね、開発業者がね。開発をする場合に当たりましては、協定を結ぶという部分がありまして、その案件が達していないよというふうなことで、いろいろな居住のための条件整備が進められてこなかったというふうなことかというふうに思います。 ただ、今議員からのご指摘のように、私ももう過去の約束事だから、それにこだわってこうしなくちゃ駄目だよという時代ではないというふうに思っております。全国的に人口がどんどん減っている、もちろん栃木県だって塩谷町だって同じでございますが、そういう中で少しでも、人口の取りっこになってしまってはあまり好ましくないというふうに思いますが、今ご指摘のあった場所につきましては、非常に風光明媚でもございますし、高原山、あるいは商店街にすぐ近くというわけにはいかないですが、そういう要件はそろっているのかなというふうに思いますので、できるだけご指摘のあった方向で今後取り組んでいかなくてはならないなというふうに思っております。 その最たるものが水道かなというふうに思っておりまして、何とかできることであるならば一日も早くという思いは、私も持っているつもりでございますから、今後、住民の皆様方ともよく協議をさせていただきながら進めてまいりたいと思いますので、引き続きのご指導を賜れればというふうに思います。 以上です。
    ○議長(直井美紀男君) 君嶋議員。 ◆13番(君嶋恒夫君) これについては、よろしくお願いいたしたいと思います。 では、3番目のバイオマス利用ということで、一番最後に庁舎については通常電力で行うということが最後のあれでいいんですか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◆13番(君嶋恒夫君) バイオマスのあれは、ちょっと話の流れの中で私も聞きはぐったんですが、最終的にバイオマス利用はどうなのかというのをもう一回聞きます。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) 先ほど言いましたように、調査事業が今年度予定をしたところでございます。どんなふうな状況で、どういうところから集めてきて、どう活用するかということでございますが、その事業に落選をしてしまったというふうなことでございますので、庁舎と合わせての考え方は少し見合わせていこうというふうなことでございます。 ただ、先ほども橋本議員のときにお話をさせていただきましたように、7割が本町は山、山林でございます。これを何十年もほっぽっておくというわけにはまいりませんし、ここからやっぱり新しい町づくりも考えていく必要があるというふうに思っておりますので、引き続きこれらについては調査事業を進めてまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(直井美紀男君) 君嶋議員。 ◆13番(君嶋恒夫君) そうすると、まるっきり庁舎についてはやらないということではなくて、まだ考えていくということですね。バイオについては、まるっきりもうやらない、庁舎についてはやらないということではないですね。 ○議長(直井美紀男君) 町長。 ◎町長(見形和久君) バイオというのもいろいろあるものですから、木材についてなのか、あるいは今は新潟県等で行われておりましたり、さくら市でもちょっと行われていますかね、農地にそういうものを植えて活用する、あるいは堆肥、畜産物を利用するとかというものがあるんですが、木材に関しては少し時期的に間に合わないという部分があるものですから、今後の検討課題にさせていただこうと、そういうふうに思っております。 ○議長(直井美紀男君) 君嶋議員。 ◆13番(君嶋恒夫君) 私がこの質問をした一番の心配な点というのは、これから考えていくという言葉が微妙に引っかかるんです。というのは、やはりバイオマスそのものが、これから木質バイオマスについてはコストがどうしても高くなる、安定供給が果たして青信号なのかというと、赤まではいかなくても結構黄色信号が出る場合もあると思うんですよ。 というのは、まず燃料自体のコスト、それから燃料の運搬にかかるコスト、それから木材チップの生成にかかるコスト、乾燥、チップ化、ペレット化、山から搬出する手間、木材自体の値段、この辺から見ますとこのバイオマスというのは正直、企業が発電するとか、そういうものだったら、私はこれはまた事業としてやるんだったらいいですけれども、これから町長がどう考えているかちょっと分からないですけれども、やはり行政とか町とかそういうのでやるのについては、投資とかこれから長い間のメンテナンスとか考えた場合には、町長がどうしても木材、木材と言いますけれども、それだったらば発電所の、バイオマス発電所なんかに材料として提供する。そして、その電気を買って、今はもう冷暖房についても効率がよくなっていますから、一番安いものにつくんじゃないですかね。 だから、私も私なりに考えていますけれども、庁舎についてもバイオマス利用を考えますね。そうすると、太陽光発電と蓄電池、これも一つのあれだと思います。でも、私も寝ながらあれこれ考えますよね、そうすると駐車台数が何百台というと、みんな多分思うのは、駐車場にじゃ太陽光発電、蓄電池、こういう方法もあるのかなと思います。でも、自分で今度否定するんですよ。いや待てよ、これメンテナンスとか維持費考えたらば、太陽光を駐車場に造って蓄電池を造る、これも果たしていかがなものかと。そして、たどり着くのは、電気は買う。電気は買って、非常用のときにディーゼル発電機で発電して対応すると。とにかく、シンプルイズベスト、最後はここへたどり着くんじゃないかと思うんですね。 というのは、私が以前に庁舎の検討委員会の中で、実はレンズプラスファイバースコープですか、それであのときは多分胃カメラができた頃で、レンズで集光して、それを各部屋に電力を使わずに光を取り入れる。これが私テレビ見ていてその頃、もう10年も15年も前ですか、ああこれ、電力全然ゼロで光だけレンズで取り入れられるんだ、このファイバーケーブルというか、これってすごいなと思った。ところが、今はLED電球ですか、これが消費電力がもう本当にごく微々たるもので、ファイバーケーブルを敷く手間を考えたら電線を引っ張って、この電力消費の少ない今のこういう電気使ったら、これはもっと安くなるということで、結局私が一番最初に検討委員会で言ったこの案は結局自分で否定をします。 それと同じで、やっぱり時代がどんどん進んでいて、今言ったこの非常用発電機でも、テレビなんかでもやっていると思いますが、バイオ燃料ですね、石垣島でクロレラを作ったという、最初にクロレラを作った-----社のこれがもうバイオディーゼル燃料を作って、もう既にペットボトルの回収車なんかに供給が始まったと。そういったすばらしいあれもありますし、また栃木県の----というところでは、冷房に対する独自の気液分離器強化、私らはちょっと専門じゃないんで分からないんですけれども、こういったどんどん新しい技術が進んでいます。 ですから、そういったことからすれば今言ったように、くどいようですが、シンプルイズベスト、役場は役場、そういったことで一番簡単なところへ落ち着く。それが結局、選挙で町長になったのがもちろんあれでしょうけれども、だから少なくとも町民全員が賛成だったというのはちょっと考えをこっちへ置いておいて、というのは町長が1期目の当選したときに、選挙が終われば全部町民だよという、あの言葉を私は今でも心に残っているんですよね。ですから、今言ったように半分の人は、例えばここへ建てようとか、こじんまりと建てようとか、そういう声がありますし、見形町長を書いた人の中にも正直どんなものを造ってもいいという、そういう考えの人は全部が全部じゃありませんからね。 だから、私はどこまでいっても、少しでも節約をして建てていかないとあれですよね。ですから、庁舎については少しでも節約して、町民がみんな納得いくように、結局歩み寄りの気持ちがないと、確かに町長の発想は、私は決してそのバイオ利用について駄目だというんじゃないですよ。ただ、役場として、庁舎としてそういうのじゃなくて、やっぱり企業さんにお任せして、発電したものを電気を買うというのが、一番あれだと思いますね。発電所なんかにも私がざっと見た限り、群馬県で東吾妻町、新潟県の糸魚川、それから新潟市、新発田市、福島県では田村市、一番新しいニュースで見たのは会津坂下町ですか、そういうことでもうどんどん今バイオマス発電所ができています。 だから、そういった意味では、そこに発電とかそういうものは任せて、一番最後は一番電気でやるのが後のメンテナンスもあれだし、その部屋自体の結局機器を取り替えるだけでいいということになれば一番いいんじゃないかと思いますし。 あとは、私が小学校の頃ですかね、バイオマスのストーブがはやったんですよね、ひときり。でも、なぜ今それが普及しないかというと、今言ったように、ペレットのあれが最初は安く入ったかもしれない。しかし、だんだん手間とかそういうの、このものを考えるとやっぱりペレットの単価が上がる、そうすると利用者が少ない、その悪循環ですよね。ストーブの台数が売れなければ、結局ペレットも売れない。だから、どんどんその悪循環に陥って、最後は石油のほうがいいわとか、そういうことになる。 私もまきストーブを使っています。それから、もみ殻暖房も使わせてもらっています。やっぱりまきとかもみ殻って熱効率が悪い。そこへいって結構な手間もかかる。そういうことでいいことばかりじゃないと言ったのは、その辺なんですけれども。だから、本当だったらもっと、結構灰なんかも木質は確かに少ないですよね、ほとんどもう灰が残らないくらいに燃えるのを私も小学校の頃に見ました。ですから、私が言うのは、小学校のときにストーブ当番やらされました、朝早く行くんですよね、普通の人より朝早く行って石炭を持ってきたり、そういう準備をする。なかなかコスト的には高いかもしれないですけれども、手間を考えると無理にバイオマスという方向にいかなくても、町長が言う心配するものについては、業者さんにちゃんと材料として提供して電気をもらうと。それが私としては一番のいい方法なのかなと思っていますし、考え方としては、あとは、もう一つは、これいろいろ考え方どれが正しくて、どれが間違っているというのは、本当にあしたのことは分からない、これが人間だし、世の中ですから難しいと思います。 あと、もう一つ最後に、町長がよく借金が減ったという話をしますから、あえて言わせてもらうんですけれども、こうなってきたのも、いろいろ塩谷町もターニングポイントがありましたよね。その中の一つとして、柿沼元町長がかなりのところまで進んだ下水道事業、あれを結局断念しましたよね。だから、あの辺のこともありましたし、あれあのまま正直、下水道事業が進んでいたとしたら、庁舎の話にならなかったんじゃないかと思って、私も今ぞっとするところもあるんですよね。 ですから、そういったことで、あとは柿沼元町長の断念、それからあとは町民や職員の努力とか我慢というのは、借金が減るというのは一軒の家でも同じですけれども、みんなが我慢するところは我慢して、そういうことでやってきて一軒の家になるわけですよね。ですから、その町民の我慢と努力とその上に成り立ったものですから、最後の判断というのは、町長が、これは自分のお金だったらやるのかやらないのか、そういうところで判断してもらいたいと思います。 先ほどの橋本さんの質問の中で、採算がどうのこうのといっても材料は木材利用するんだ、それは私はさっき言ったように、まきストーブを使っていますけれども、火をつけるたびに思うんですよ。カーボンニュートラル、本当にそうなんかいって。私の独断で言わせてもらえれば、まきも石炭も同じじゃないのって、私の個人的あれですよ、燃すことに変わりない。何万年もかけてできた石炭を燃すのと、70年のものを燃すのと、五十歩百歩じゃないのという気もするんですよ。 それだったらさっき言ったように、町長が言ったように喜連川で牧草というか、そういう草とか、この-----社のようにミドリムシから取って、それをバイオディーゼルする。そういった効率から比べると、木炭でさえもバイオディーゼルに比べればもっとひどい話であって、じゃ石油、石炭と木質バイオマスを比べるのと、そのミドリムシを比べるのというのは、こういうふうに差がついてくると思うんですよ。だから、これからどんどん時代も進んで、技術も進んでいくと思いますので、やっぱりどこまでいっても役場は役場、その考えでやってもらいたいと私も思っています。 あともう一つ、あした話そうと思ったんですが、時間も何分かあるので言いますけれども、実は屋根ですね、庁舎の屋根。君島勝美議員がこれじゃ雨漏るよと言ったら、今度屋根をかけると。本末転倒じゃないですか。あした詳しく言いますけれども、だったら最初から全部屋根をかけて下の部屋の配置なんかを変えて、それで結局、雨漏り全部防いだ上で下の配置を考えるのがあれじゃないですか。だから、建て主は誰になるんですか。建て主は、設計屋さんじゃないし、私はとんと不思議に思うはそこなんですよ。 だから、大宮保育所の屋根、君島勝美議員が言うように、設計屋は格好いいのを設計したい、誰もが、ああ、格好いいなと思うのを建てたいかもしれないけれども、やっぱり現場の声を聞いたり何かしないと。ですから、玉生中学校でしたっけ、体育館かまぼこ型の屋根、私らが議員のときに何でこんなに金がかかるんだと、この間、雨漏り直したんじゃないかと、結果的には玉生中学校の体育館はそっくり屋根を乗せたくらいかかっちゃったんですよね。それで結局、その後に田所小学校の体育館は、だから普通の屋根になったわけですよ。 だから、そういった時代の流れで今までの歴史をあれしてくれば、これも私も亡くなったおやじによく言われた、将棋だの碁の世界で言うのかもしれないけれども、下手の考え休むに似たり。私より25年も年上のおやじにそれは言われていたから、それはしようがないですよ、経験豊富なおやじにね。私が何かして失敗すると、すぐおやじの口癖、下手の考え休むに似たり。 だから、こういうことでみんなして知恵を出し合って、本当、とにかく今は余計なことを考えないで、とにかく庁舎を完成する、みんなしてこの一点に向かって進んでいってもらいたいと思っています。 取り留めのない話になってしまいましたが、よろしくお願いして私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(直井美紀男君) 以上で君嶋恒夫議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。10分間休憩をいたします。     休憩 午後2時07分     再開 午後2時14分 ○議長(直井美紀男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △中塚操君 ○議長(直井美紀男君) 3番、中塚操議員。 質問時間は、質問、答弁合わせて45分以内です。 3番、中塚操議員。     〔3番 中塚 操君登壇〕 ◆3番(中塚操君) それでは、一般質問通告書に基づき質問をさせていただきます。 まず、第1点目ですけれども、本年3月議会において新たに町道認定をされた船生新田及び船場地内の用地買収計画等の今後の予定についてお伺いをいたします。 2つ目に、現在感染拡大が騒がれている新型コロナウイルス感染症の対応についてお伺いをいたしたいと思います。 まず、第1点目ですけれども、本年3月議会において、今ただいま申し上げましたけれども、船生新田及び船場地内の道路の認定をした際に、今後、道路拡幅等のための計画、これからだと思うんですけれども、それについてお願いをしたいと思います。 それから、第2点目ですけれども、ただいま申し上げました新型コロナウイルスについて、新聞等、毎日コロナ禍ということで騒がれておりますけれども、我が塩谷町についても今のところ2件ということですけれども、栃木県内でも足利のほうではクラスターが老人ホーム施設で発生したとか、そういうことで今、東京が盛んと騒がれておりますけれども、それから神奈川、埼玉、千葉、それから茨城にも入ってきていて、群馬も飛び火して、関東の地方、我々の地方のほうにもこの波が押し寄せてきている状況にあります。そんな中で、これからその要因として一つが家庭内感染というのが叫ばれております。 そこで、一つの提案としまして、子供たちのPCRの検査等をやったらいかがかというふうに提案をする次第なんですけれども、この2点についてお尋ねをしたいと思います。よろしくお願いをいたします。 ○議長(直井美紀男君) 町長、答弁。     〔町長 見形和久君登壇〕 ◎町長(見形和久君) 中塚議員の一般質問に答弁いたします。 質問の要旨の1点目、本年3月議会において新たに町道認定された船生新田及び船場地内の用地買収計画等、今後の予定についてのご質問でありますが、まず初めに現在の町土木行政の状況について説明させていただきたいと思います。 令和元年10月の台風19号により被災した公共土木施設の災害復旧事業が、資材の供給不足、作業員の不足等によりいまだに未了であることや、新型コロナウイルス感染症の影響により、各種公共工事の測量設計等の委託業務は標準履行日数を延長せざるを得ない状況が続いております。そのため、年次計画で進める町の道路整備事業に遅延が発生しているところでございます。このようなことから、議員のご質問にある路線も含めまして、令和元年10月以降、町内で1路線も新規に事業着手できていない状況にございます。 今後につきましても、令和4年度に国体のカヌー競技の開催が決定している船生川村地内の国体会場周辺道路整備を重点的に進めていくことが確認をされております。したがいまして、新規計画路線の対応につきましては、国体会場周辺道路整備が順調に進捗し、資材の供給不足、作業員不足の解消、そして新型コロナウイルスの終息が見込める時期とならざるを得ないことをご理解をいただきたいと思います。 次に、質問の要旨2点目、現在感染拡大が騒がれている新型コロナウイルス感染症の対応についてのご質問でありますが、この後、教育長より答弁いたさせますので、よろしくお願いいたします。 以上、答弁といたします。 ○議長(直井美紀男君) 教育長、答弁。     〔教育長 斎藤智之君登壇〕 ◎教育長(斎藤智之君) 中塚議員の一般質問に答弁いたします。 質問の要旨2点目の現在、感染拡大が騒がれている新型コロナウイルス感染症の対応についてでありますが、学校等でPCR検査を実施する考えはないかということですが、現時点においては、全児童、全生徒を対象としたPCR検査の実施は考えておりません。 新型コロナウイルス感染者が確認された場合に、保健所の判断により実施し、濃厚接触者の状況によってはクラス単位での実施等を含め、柔軟に対応していきたいと考えております。学校においては引き続きマスクの着用と手洗いの実施を徹底し、学校内外における3密の回避、毎日の健康チェック等により、感染者対策をしっかりと講じていきたいと考えております。 以上、答弁いたします。 ○議長(直井美紀男君) 中塚操議員、再質問。 ◆3番(中塚操君) まず、1点目の町道関係についてお伺いをしたいんですけれども、昨今、テレビ等でニュースでも報道されている国土強靱化ということで、国の創生事業として予算が5年間でたしか十何兆円とかって、10兆円でしたっけ、組まれております。これは、これからやるというか、要するに災害の予防のためにも使っていいよということなので、土木行政というか、道路関係の修繕とか新たな危険な箇所の整備とか、そういうのに十分対応できる予算が交付されると思いますので、しっかりとそれの国のほうの計画に乗って、頂けるものは頂いて、塩谷町が安心・安全な町になるようにお願いを申し上げたいと思います。 それから、第2点目の新型コロナウイルスですけれども、私が調べた中では、今、教育長からは実施する予定はないということで、私も調べましたけれども、もし何か起きた場合には、保険適用で全部やらなくちゃならないということですけれども、ただ任意でやる場合については、栃木県においては保健衛生事業団が実施をすることになっております。それで、この1件当たりのPCR検査、値段がたしか2万四千何がしかかるかと思います。それで、学校関係者全部含めると1,000人くらいになるとえらい数字になるわけで、これを全部やるのは到底不可能とは言いませんけれども、かなりの財政負担になるのかなという、個人的には思っております。 できれば、やっていただいたほうがありがたいんですけれども、その理由としては、中学生、高校生の子供たちは体力があるので、検査をやれば、もしかすると陽性であっても今元気に学校とか、そういうところに通っているということで、PCRやればそういう子供であっても陽性な場合は出るので、どうかなということで提案をさせていただきました。しかしながら、答弁では今のところやる予定はないということでございますので、これはこれとしてやむを得ないのかなという気がしております。 しかしながら、報道等を見ますと、このコロナの気の緩みというかそういうのと、あとは一番最初に言った3密、それがおざなりというのか守られていない、そういうことであちこちで出ているのかなという報道等もございますので、町においても広報等で手洗いとかいろんなのが出ていますけれども、再度、保健師さんとかいらっしゃると思うので、何かの機会に、特に高齢者等のところに行ったときには、よろしくご指導のほどをお願い申し上げたいと思います。 私のお願い等で、時間はまだまだあるんですけれども、終わらせていただきます。よろしくどうぞお願いをいたします。 ○議長(直井美紀男君) 以上で中塚操議員の質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(直井美紀男君) 本日の議事日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。     散会 午後2時25分...